

ツルツルな赤ちゃんの膝裏の肌が赤くポツポツしてくると、とても心配になりますよね。膝裏の炎症は痒みが起きやすく、赤ちゃんの機嫌も悪くなりがちです。
そこで、赤ちゃんの膝の裏が赤い原因と症状について紹介します。
赤ちゃんの膝の裏が赤い原因と症状とは
生後間もない赤ちゃんは皮膚の状態が変化するため、炎症が起きやすくなるうえ、赤ちゃんの膝裏は皮膚が薄く、擦れやすいため炎症が起きやすくなります。
また、赤ちゃんの膝裏が赤くなる症状としては、アトピー性皮膚炎やあせも、接触性皮膚炎などがありますので、それぞれの症状についてみていきましょう。
アトピーが原因で膝裏が赤い場合
バリア機能が低下していると発症しやすい
アトピーは赤ちゃんの膝裏だけに発症するわけでなく、頭や顔などにも痒みのある湿疹が出てきます。このアトピーの原因は生まれつきの体質によるものが多く、乾燥肌が悪化しバリア機能が損傷することにより発症します。
また、痒みが起きている場合、続き掻きこわすと皮膚が固くなったりとびひの原因となることもありますので、早目に痒みを止めてあげましょう。
赤ちゃんの膝裏の湿疹は必ずアトピーというわけではない
膝裏は乾燥しやすく湿疹が起きやすい部位ですが、膝裏の湿疹が簡単に治らないからといって必ずアトピー性皮膚炎が疑われるとは限りません。
不安はあるとは思いますが、原因や未来に起こりうる症状を過剰に心配するよりも、膝裏の湿疹が悪化しアトピーが起きないようにケアを続けることを第一に考えましょう。
あせもが原因のことも
あせもは汗と同時に、白いプツプツや赤い点々のような湿疹が発症します。そんな膝裏は体の中でも汗を掻きやすい部分です。膝裏にあせもが出来やすい時期は夏だけではなく、梅雨のジメジメした時期や厚着をさせる冬などの寒い時期に発症します。
このような場合は、膝裏だけでなくオムツの下などにも湿疹が出やすくなりますので、こまめに皮膚を洗い、衣類やオムツを交換するようにしましょう。
まとめ
今回はアトピーやあせもによって膝裏に湿疹が発症した場合の症状について紹介しました。
赤ちゃんの膝裏が赤く、かゆいときは夜泣きや不機嫌の原因になることがありますので、早目に小児科や皮膚科でかゆみ止めを処方してもらいましょう。
また、膝裏の湿疹が再発しないように日ごろから肌のバリア機能を強化するためのスキンケアを心がけることが重要です。