
赤ちゃんにアレルギーがあると、アトピーになるのではないかと心配になってしまいますよね。
また、アレルギーとアトピーの具体的か関係性はどうなのか気になったことはありませんか?
そこで今回は、赤ちゃんのアトピーはアレルギーが原因なのかについて紹介します。
赤ちゃんのアトピーとアレルギーの関係性
アトピー性皮膚炎は、アレルギー反応をも含む皮膚に現れる過敏症です。
このアトピーは、年齢が若いほど発症しやすい傾向があり、そのため赤ちゃんは非常に発症しやすい皮膚病と言えます。
一般的に、年齢を重ねるごとに軽症になっていき、思春期以降でアトピー性皮膚炎を呈する患者は、わずか1%以下に低下するのです。
さらに、乳児期に発症するアトピー性皮膚炎のほとんどは3歳までには軽快していきます。
赤ちゃんのアトピーは単なるアレルギーでもない
乳児期の乾燥肌、体内の免疫機能の一時的不調、遺伝要因なども関係しているものと考えられていますが、アトピーと食物アレルギーというには関連性はあるものの別の病気です。
しかしながら、アトピーの原因は、不明な点もが多いものの、食物やダニや花粉によるアレルギーと関連があるとされていますが、このような理由だけでは説明のつかないものもあります。
そのため、赤ちゃんに目立ったアレルギーがなくてもアトピー性皮膚炎と診断されることがあります。
アトピーとアレルギーの予防方法2つ
アトピー性皮膚炎とアレルギーは別の病気ですが、発症しないための予防方法は、どちらも「刺激を減らすこと」です。
アトピー性皮膚炎は、過敏性の皮膚炎で乾燥肌であることへの対処としては、保湿剤を充分に塗って皮膚の乾燥を防ぐことが重要です。
アレルギーは、ある特定の物質を避けるために、生活を改善しなければなりません。
生活の改善方法は、「刺激のない服を選ぶこと」「弱い洗剤を使うこと」があげられます。
肌着の素材は木綿素材のものを用い、洗濯では洗剤が衣類に残らないよう、すすぎを完全に行ないます。
洗濯での漂白剤は、漂白剤自体に強い刺激性がありますので、多少の残留分もあると見て、安全のために用いない方が良いでしょう。布団などの寝具では、ダニに注意する必要があり、犬や猫の毛も悪影響を与える可能性があるため、遠ざけた方が良いでしょう。
アトピーが発症したら皮膚科かアレルギー科がベスト
皮膚にかゆみや湿疹などの異常が現れたら、皮膚科かアレルギー科を受診し適切な治療を受けましょう。
皮膚科は主に皮膚の状態を診てくれますが、アレルギー科はぜんそくなどの呼吸や内科の分野も診てくれますので、赤ちゃんの状態によって受診してみてください。
医師の処方により、ステロイド系塗り薬やかゆみを軽減する薬の使用の指示を受ける場合もあります。これらの薬は、特別な用法があり、医師の指示通りの用法を守る必要があります。
特に、ステロイド剤は副作用もあり、また使いすぎると効果が薄れることもあって、慎重な使い方が求められます。
ステロイド剤は、濃度の濃いものから薄いものまで段階的に何種類もあって、症状に応じた使い方が必要なので、家に余っているからと言って安易に使用しないように気をつけましょう。
まとめ
- アトピー性皮膚炎はアレルギー反応をふくむ炎症
- アレルギーだからアトピーというわけでもない
- 発症しないための予防方法は、「刺激を減らすこと」
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