

すぐに肌トラブルを起こしてしまう子供には、何を着せたらいいのか迷ってしまいますよね。また、赤ちゃんの下着と大人の服を一緒に洗うべきかどうか悩んだことはありませんか?
子供の乾燥肌を悪化させやすい原因のひとつに、ウールやヒートテックなど肌に負担をかける衣類の影響が考えられます。
そこで今回は、乾燥肌の原因となる衣類の選び方について紹介します。
皮膚科で乾燥肌の子に着せてはいけないと指導される服がある
最近では保温性の高い衣類が販売されていますが、メリットとデメリットを理解したうえで、衣類を身に着けるようにしましょう。ウールやナイロン製品は、着心地がいい反面、肌にとって刺激が強く、敏感肌の子にはチクチクした痛みや痒みを発生させます。
そこで着る時に注意したい素材についてみていきましょう。
1.静電気が起きやすいフリース
フリース素材は静電気が発生しやすく、肌に刺激を与えます。静電気は肌のバリア機能を破壊するため、皮膚を傷つける原因になりますので、注意しましょう。
またフリースは柔らかい起毛を利用した保温性の高い素材ですが、防虫剤と一緒に保管することで防虫成分を吸収し、皮膚炎を発症させる原因にもなります。
2.チクチクとした刺激が強いウール素材
羊の毛で作られたウール製品は、敏感な肌にはチクチクとした刺激を与えます。また虫の害を受けやすいため、虫が付着したり生地が傷ついたりすることもあります。
アトピー性皮膚炎を患っている子は、皮膚科医からウール製品を着ないように指導されることもあります。
3.あせもが出やすいヒートテック
最近ではヒートテックのような防寒衣類は、水分を熱に変換させ体を温めてくれますが、体温上げ過ぎたり、水分を奪ったりすることで湿疹や痒みを発生させる可能性もがあります。
実際に、うちの子は謎の湿疹に悩まされ、皮膚科を受診したところ、「ヒートテックは着ない方がいい」という診断を受けました。医師の話だと、最近ヒートテックを着ている子供が肌トラブルを起こし、受診することが多いそうです。
子供に着せてあげたい服の素材は綿100%
肌が弱い子供には、なるべく刺激の弱い素材の衣類を着せてあげましょう。綿100%やオーガニックコットンがおすすめです。
オーガニックコットンは、栽培から仕上がりまで化学肥料を使用しないため、肌へあまり刺激を与えません。化学薬品を使わない生地は、アトピー性皮膚炎などの皮膚が弱い子も安心して着用でき、また静電気も防ぐため、肌トラブルから皮膚を守ることができます。
また有機栽培のため環境にも負担をかけないので、人にも環境にも優しいエコな素材として注目の素材なのです。
まとめ
乾燥肌を起こしやすい子供はバリア機能が低下しているため、ささいなことでも肌トラブルを起こしやすくなっています。しかし、全てを買い替えることは難しいと思いますので、肌にトラブルを起こしやすい子供は、せめて下着だけでも綿製品に買い替えてあげるといいでしょう。
子供を抱っこする親も、肌に優しい衣類を身に着けることを心がけていきましょうね。
こんな症状にお悩みではありませんか?
子供の皮膚がブツブツしてきた
子供の柔らかい肌に、細かいブツブツとした色のない鮫肌のような湿疹が出てくることはありませんか?痒みを発生させないためには、普段から皮膚を乾燥させないように心がけましょう。
子供の膝裏が赤くなっている
子供の膝裏が赤くなっていると、アトピーや何かの感染症ではないのかと不安になってしまいますよね。子供の膝裏は皮膚が柔らかく、また擦れやすい部分でもあるので、炎症を起こしやすくなります。
こどもの手荒れがひどい
寒くなってくると、お子さんの手がガサガサしたり、あかぎれたりすることはありませんか?皮膚を守っている皮脂という油膜が剥がれてしまい、刺激を受けやすくなっている状態です。
皮膚が赤くかぶれてくる
汗やホコリ、衣類など、ある特定の物に触れることで湿疹や腫れを起こすこともあります。接触性皮膚炎は、アレルギータイプのものと非アレルギータイプとに分類されます。