

「アトピー治療には温泉が効く」という話を聞いたことはありませんか?温泉に入ることで「美肌効果」「アンチエイジング効果」と言われることもありますが、実は温泉の水質「泉質」によっては逆に肌に大きな負担をかけ、皮膚炎を悪化させるものもあります。
そこで、アトピーの赤ちゃんに効果的な2つの温泉質について紹介します。
アトピー性皮膚炎に効く2つの泉質とは
アトピー性皮膚炎のように、皮膚に炎症を起こしているときに効果的な泉質は「硫黄線」「酸性線」です。しかし、温泉成分は刺激が強く、皮膚ただれを起こすこともあるので、子供には早すぎるということもことも考慮しておいてください。
地中から湧きだしてくる温泉には、様々な成分が含まれていますが、泉質は地域や場所によって大きく異なり、効果や作用も違ってきます。泉質の効果や効能は、温泉の入り口やホームページに記載されていますので、入浴する前にチェックしておきましょう。
1・硫黄泉
温泉特有の卵を茹でたような臭いが特徴です。殺菌力があるため、皮膚の表面に付着しているバイ菌に効果的です。また血管を広げてくれる役割もあります。
硫黄泉が多い地域
2・酸性泉
酸性線は「皮膚病のお湯」とも言われています。殺菌力が強いため、皮膚のバイ菌をやっつけてくれる効果が期待できます。体質によっては、温泉成分が強すぎる場合もありますので、入浴後にはシャワーで皮膚を洗い流しましょう。
酸性泉が多い地域
赤ちゃんや子供が温泉に入るときのポイント
まだまだ皮膚が未熟な子を温泉に入らせる場合は、長湯せずにサッとお湯にいれましょう。また、入浴後にはぬるめのシャワーで皮膚を洗い流しましょう。入浴後は家庭のお風呂よりも乾燥しやすくなりますので、保湿ケアは必ず行ってください。
アトピー性皮膚炎が温泉で悪化するってホント?
上記で紹介した「硫黄泉」と「酸性泉」ですが、殺菌力が強いため皮膚の弱い子が温泉に入ると、かえって皮膚がただれてしまう恐れもあります。しかし、「絶対に入ってはいけない!」というわけではありませんので、気になるときは皮膚科で診断をしてもらいましょう。温泉の成分は思った以上に強いと考えておいた方がいいですね。
アトピー性皮膚炎に効果的な2つの温泉質まとめ
アトピー性皮膚炎に効果的な温泉質は、「硫黄泉」と「酸性泉」で、主に東北地方に多くみられる温泉です。皮膚のばい菌を殺菌する力がある温泉が効果的ですが、強い成分のため、皮膚にただれを起こしてしまう恐れがあるので注意しましょう。
入浴してしまった場合は、入浴後に水道水のシャワーで洗い流し、乾燥を防ぐために保湿剤でケアをしてあげれば大丈夫です。
こんな症状にお悩みではありませんか?
赤ちゃんの膝の裏が赤い
赤ちゃんの膝の裏が赤くなっているとアトピーの炎症を疑ってしまいますが、原因はそれだけではありません。膝裏の炎症の原因を紹介します。
赤ちゃんの耳たぶが赤くなる
耳たぶが赤くカサカサしてしまう理由は主にアレルギーや刺激、炎症などがあります。それぞれの原因を詳しくみていきましょう。
子供の皮膚がブツブツしてきた
子供の柔らかい肌に、細かいブツブツとした色のない鮫肌のような湿疹が出てくることはありませんか?痒みを発生させないためには、普段から皮膚を乾燥させないように心がけましょう。
子供の膝裏が赤くなっている
子供の膝裏が赤くなっていると、アトピーや何かの感染症ではないのかと不安になってしまいますよね。子供の膝裏は皮膚が柔らかく、また擦れやすい部分でもあるので、炎症を起こしやすくなります。