
子供はすぐに擦り傷などのケガをしてしまいます。
かさぶたができてようやく治りかけたなあと思っていたら、いつの間にか剥がしてしまって血が出てるなんてことよくありますよね。
「剥がしたらダメ」と言っても剥がしてしまい、言えば言うほど気にしてしまい逆効果になることも多いものです。
そこで今回は、すぐに剥がしちゃう子供のかさぶた対策について紹介します。
子供のかさぶた傷のホームケア方法
子供はかさぶたに興味津々。ママに言われても、気になってやっぱり剥がしてしまいます。また大人にも経験がありますが、治りかけのケガはかゆくなってしまうものですよね。
子供はかゆみを我慢できずに掻いてしまい、かさぶたが剥がれてしまうことも多くあります。
ここでは子供がかさぶたを剥がさずに、きれいに傷を治すための方法をご紹介しましょう。
かさぶたを剥がすのを防ぐ対策
お子さんのかさぶたを早くキレイに治すために、まずはかさぶたの役割を再確認しましょう。
かさぶたは傷が治る段階ででき、表皮の再生されると自然に剥がれおちるもので、それまで外からの刺激から傷口を保護してくれる大切な役目を担っています。
つまり、皮膚の保護カバーみたいなものですね。
なので、このかさぶたを剥がしてしまうと傷口がまた刺激を受け、さらに触ることで雑菌が入ってしまったりして治りが遅くなってしまいます。
さらに、子供が何度もかさぶたを剥がすと、治りが遅くなるだけでなく跡に残ってしまうことも。
このようなことを防ぐために、子供がかさぶたを剥がさないようにするには、どうすればよいのか、詳しく調べてみました。
まずは、かきむしりを防止しよう
子供がかさぶたを剥がす理由は、「かさぶたが気になってしまう」もしくは「かゆくなってしまう」ことが大きな原因です。
本来はかさぶたが傷口をカバーしてくれているので、絆創膏は必要ありませんが、かきむしりを防止するために、かさぶたから気をそらさなければなりません。
そこで、かさぶたの上から絆創膏を貼るのがおすすめです。
子供のお気に入りのキャラクターの絆創膏などを貼ってあげると喜び、かさぶたから気をそらすことができるでしょう。
しかし、貼りっぱなしにしてしまうと、不衛生になるのでこまめに貼りかえることも忘れないでくださいね。
かゆみを抑えるために保湿剤を活用しよう
かゆみをおさえるためには、かさぶたの上からクリームやワセリン、馬油などを塗って保湿してあげると効果的です。またタオルに巻いた保冷剤などでかさぶたの上から冷やしてあげるとかゆみが静まる効果もあります。
かさぶたが早く取れる薬はありませんが、かさぶたの下で皮膚が再生されるのを待つ必要があります。
この皮膚の再生を促すために、クリームなどで保湿すると、ふやけて、剥がれかけのかさぶたが取れやすくなることもあります。
皮膚の再生に役立つモイストヒーリング
最近ではモイストヒーリング(湿潤療法)という考え方が一般的になってきています。
モイストヒーリングの代表的な方法としては、絆創膏を貼ることです。
早い段階に専用の絆創膏を貼ることで傷口を保湿し、皮膚の修復を待つというものです。
このモイストヒーリングは、傷口にかさぶたができて自然に治る場合に比べて早く治り痛みも少なく傷跡も残りにくいのでおすすめです。
しかし、かさぶたができてからのモイストヒーリングは効果がないので、気をつけてくださいね。
それでも、かさぶたが治らないと思った時の対策
かさぶたがなかなか治らないときには、何らかの皮膚疾患が原因かもしれません。
掻いてできた傷から黄色ブドウ球菌などの細菌が入り込み、とびひになってしまうこともあります。かゆみがあるため、掻いてしまいかさぶたになってしまうこともあるのです。黄色ブドウ球菌はどこにでもいる常在菌で鼻の中に多く存在するため、鼻を触るくせのある子供の場合には注意しましょう。
また治らないかさぶたはアトピー性皮膚炎のこともあります。アトピー性皮膚炎の場合にはかゆみをともない、湿疹が広がります。子供はかゆみを我慢できず掻きむしってしまい、かさぶたができてしまいます。
かさぶたが治りにくく、広範囲に及ぶような場合にはできるだけ早く皮膚科を受診するようにしましょう。
まとめ
子供はどうしてもかさぶたが気になり、剥がしてしまいがちです。
しかしかさぶたを剥がすと傷の治りも悪いため、できる限りかさぶたから気をそらしてあげましょう。治りかけの傷口はかゆいので、かゆみを抑えてあげるのも効果的です。
傷ができてすぐの段階なら、モイストヒーリングの絆創膏でケアすると治りも早いため、ぜひ試してみてくださいね。
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おすすめの保湿クリームが知りたい
保湿クリームは、油分が多く水分蒸発を防ぐため、保湿力が高いところが特徴です。肌に潤いを与えてあげましょう。
おすすめのベビーローションが知りたい
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無添加石けんで肌をケアしたい
子供の敏感な肌には刺激が少ない、肌に優しい無添加石鹸を使用してあげましょう。おすすめの無添加石けんを紹介します。
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保湿入浴剤は手軽に全身を保湿してあげることができます。たくさんの市販品の中からおすすめの入浴剤を紹介します。