

子供の唇が、まるで真っ赤な口紅を塗っているかのように赤くなってしまうことはありませんか?
赤く腫れている唇の原因をネットや本で探してみると、怖い病気しか記載されていなく、逆に不安を募らせてしまうこともありますよね。
そこで今回は、子供の唇が赤く腫れているときの症状と原因について紹介します。
子供の唇が赤く腫れる原因と症状を確認してみよう
子供の鮫肌をしっかりケアするために、まずは子供の唇が赤く腫れる原因と症状について簡単に確認しておきましょう。
唇の皮膚はとても薄く、また汚れや摩擦によって荒れやすい部分になります。
また、唇は体調を現す部位でもあり、唇の色が悪かったり湿疹がいつまで経っても治らないときは、皮膚科ではなく小児科での治療が必要になることもあります。受診の目安となるよう、子供の唇が赤く腫れているときの細かい症状と、それぞれ詳しい原因をみていきましょう。
子供の唇のホームケア方法
唇のケアで大切なことは、まずは食べ物などを汚れをしっかりと落としてあげることです。
キレイに食べているつもりでも、唇はジュースやソース、味噌汁などで意外と汚れてしまうもの。
食後にぬるま湯で唇の周りを拭いてあげるだけでも、炎症が起こりにくくなりますので、色々なリップクリームを購入するまえに、ぜひ試してみてくださいね。
子供の唇が腫れているときはこんな皮膚病と診断されることも
唇が腫れているだけじゃなく、熱や他の症状があるときは、病院でこんな症状と診断されることもありますので、私が調べたことを紹介していきますね。
唇が赤く腫れ、熱もあるとき
唇の腫れに加えて5日以上続く発熱、目の充血、機嫌が悪いという症状が重なったときは、小児科を受診しましょう。
子供の唇だけが赤いというよりは、目や皮膚など全体的に赤く感じると思ったら内科的な病気の恐れがあります。
子供は症状が出たり消えたりすることもありますので、体調の悪いときの様子をメモしたり写真に撮ったりするなどして、小児科を受診し診察の際に医師にみせてみましょう。
唇の内側に水ほうがあるとき
痒みや痛みがあり、唇だけでなく口の周りにもポツポツができ、機嫌が悪くなることがあれば、ウイルスが原因の単純疱疹かもしれません。
免疫の弱い赤ちゃんが風邪などをひいたときに感染しやすく水ほうのような湿疹ができます。放っておいても2週間程度で治りますが、皮膚科を受診すると湿疹の跡が残りにくくなります。
唇が赤く腫れぼったいとき
唇だけが赤く腫れぼったく見え、時間が経つと消えてしまい、それを繰り返すときは、体質が原因のじんましんかもしれません。
唇だけが赤く腫れているのを繰り返すときは軽度のじんましんで、他の皮膚も腫れているようであれば、治療が必要なじんましんの恐れも。
じんましんは原因不明のことが多く、アレルギーや疲れ、ストレスが関係している場合があります。
皮膚科を受診すると抗ヒスタミン剤などの飲み薬を処方してくれますので、相談してみましょう。
唇の周りが赤く荒れているとき
鼻の下から顎の方にかけて、唇の周囲が赤く荒れている場合は、子供が口の周りをなめ回す皮膚炎かもしれません。
アトピー性皮膚炎や乾燥肌の子によく見られる症状で、口の周りの乾燥が気になった結果、自分で舐めて保湿してしまうのです。
舌は食べ物のカスなど刺激成分が付着していることが多いので、舐めまわしによって悪化してしまいます。
乾燥を治せば、すぐに改善しますので、口の周りを清潔にし保湿剤で皮膚を潤わせてあげましょう。
まとめ
- 子供の唇の腫れ以外にも発熱などの症状があれば、小児科へ
- 唇の痒みの他に水ほうや腫れがあれば、皮膚科へ
- 唇の周りがザラザラとただれている場合は、ホームケアで改善できる
唇は体調が現れやすい部位で、唇の変化で子供の具合をみることができます。
荒れをケアするときは、食後の水洗いの後に子供用の保湿クリームでケアすると、より治りが早くなります。
子供用のリップクリームを新たに購入しなくても、自宅にある低刺激の保湿剤でも十分ケアできますので、試してみてくださいね。