

刺されると蚊よりも腫れてしまい痛みのある「ブヨ」。ブヨが発生する時期は3~9月で、ブヨに刺されると完治するまでに長い時間がかかってしまいます。そこで今回は、子供がブヨに刺された場合の治療方法3ステップを紹介します。
ブヨに刺された場合の治療方法3ステップ
ブヨは「皮膚を刺す」のではなく「皮膚を噛みちぎる」ため、蚊よりも強い痛みと腫れが襲ってきます。
子供がブヨのような痒みの強い虫に刺された場合は、悪化する前に炎症と痒みを取り除いてあげなければなりません。そうすることで跡が残らないようになったり、とびひなどの二次感染を防ぐことができます。
子供がブヨに刺された場合の病院での治療方法は、基本的に次の3ステップになります。
-
ステロイド外用薬を塗布
ステロイド外用薬で皮膚の炎症を抑えます。赤ちゃんや子供でも患部によっては強い薬を使わなくてはならないこともあります。
-
プロトピック軟膏を塗布
炎症の具合によってはステロイド外用薬とプロトピック軟膏を併用することがあります。免疫を抑制し痛みや痒みを抑える効果があります。
-
抗ヒスタミン薬を服用
ブヨのような痒みや傷みが長期的に続くような場合は、内服薬で痒みを抑えます。掻き毟りによる二次感染を防いだり、不機嫌や夜泣きをさせないようにします。
ブヨにさされるととても治りづらいため、放置することだけは避けましょう。「何も塗らない方がいい」からと炎症を放置すると、後で大変になります。
しかし、事情がありどうしても皮膚科を受診できないときもありますよね。そこで次にブヨに刺された場合のホームケアについて紹介します。
自宅でできる!子供がブヨ刺されで腫れてしまったときの対策
自宅でブヨ治療をする場合は、こちらもステロイド外用薬がおすすめです。自宅に余っているステロイド剤の入った軟膏を使用しましょう。
ブヨは非常にかゆみが強く残る虫で、刺された箇所が赤くなって、熱を持った硬いしこりがしばらく残ります。この腫れをかきむしって皮膚炎やとびひになるのを防がなくてはなりません。
ステロイド外用薬を塗るときは以下のことに気をつけます。
自宅でステロイド外用薬を塗るときのポイント
- 虫の体液が付着した患部を水で洗い流す
- 塗布するママの手を水でキレイに洗う
- ブヨに刺された患部よりも一回り大きく塗布する
子供がブヨに刺されないために
ブヨはハッカの匂いが苦手です。一般の虫除けスプレーでは効果が薄いことがありますので、ハッカ油が配合されているものを選びましょう。
またブヨは水辺に多いと言われていますが、学校の校庭のような丈の低い草むらにもたくさん生息しています。またブヨは昼間にはあまり活動せずに朝夕に動き、低く飛ぶため主に足を刺します。夏場の生息時期に草があるような場所に行く時はハッカ油を塗るか、長ズボンを履きましょう。
ブヨに刺されたときは、ブヨの体液が付着している患部を水で洗い流し、傷口には触れないようにしたほうがおすすめです。
まとめ
- ブヨに刺されたときは患部を水で洗い流す
- ステロイド外用薬があるときは塗布する
- 腫れが酷くなる前に受診する
ブヨに刺された場合、蚊に刺されるよりも悪化しやすいことが特徴です。
出来れば受診し処置をしてもらった方が無難ですが、もしも受診できないような状況のときは患部を清潔にしたあと、ステロイド外用薬を塗布すると炎症を抑えることができます。
ブヨは湿った草があれば、水辺に関係なく生息していますので、山に行く際には暑くても長袖長ズボンを着用することをおすすめします。虫に刺されないための対策をしっかり行っていきましょう。
おすすめの虫刺されケア商品を紹介しています

子供の頭皮は紫外線やエアコンの影響でカサつき、思った以上に荒れています。
フケやかさぶたが気になってきたら、保湿成分入りのソープを使い始めるサインです。

紫外線が強くなってくる時期には、乾燥やあせもの症状が出やすくなります。
今からバリア機能を強化すると、冬のトラブルを軽減させることができるため、お風呂あがりには潤い成分を肌に与えましょう。

夏にお悩みのあせもやかぶれには、肌をサッパリさせる入浴剤がおすすめです。
あせもや虫刺されで弱っている肌を、1日の終わりにしっかり保湿してあげると、サラサラ肌を保てますよ。