

子供の皮膚はある日突然、炎症を起こしやすいもの。
何の病気かはわからないけど、子供の皮膚に何らかの異常が起こり困ってしまうときはありませんか。子供が起こしやすい症状を知っておくと、「こんな流れで軽快していくんだな」と安心できますよね。
そこで今回は、子供の皮膚炎の賞状と原因について紹介します。
子供の皮膚炎にはどんな病気がある?
皮膚の炎症には、カサカサとした肌がかゆくなったり、赤い湿疹が起きたり、皮膚に赤みが出来るものがあります。
中でも「かゆみ」の症状は、無意識のうちに掻きむしり、結果として膿んだり腫れたりするなど悪化しやすいので、保湿剤を塗ったり受診してあげましょう。
子供の皮膚に現れる赤みや痒み、湿疹などの炎症の中は、ウイルスが原因のものもあり、ホームケアでは中々軽快しない症状があります。
「かゆみ」「膿」「湿疹の広がり」などが見られたら、一度受診すると安心です。感染症の場合、保育園や学校への出席が停止になる場合がありますので、医師に確認してみましょう。
顔を中心に現れる皮膚炎
乳児湿疹、乾燥肌、あせもなど。
顔の皮膚炎は主に赤い小さな湿疹が出てくることが多く、初期の段階で親が気づきやすいとことが特徴です。
顔は露出しているため、外気や刺激の影響を受けやすく、湿疹が出やすい部分になるため、普段から保湿剤で皮膚を守ってあげることをおすすめします。。
炎症によって皮膚をかゆがったりジュクジュクしてきたら、一度皮膚科を受診してみましょう。
体全体に現れる皮膚炎
アトピー性皮膚炎、じんましん、水いぼ、ジベル薔薇色粃糠疹など。
体全体に現れる皮膚炎は、アレルギー性のものや感染症、原因不明のものまでありますが、どれもすぐに受診が必要なレベルの炎症です。
このような皮膚炎は、最初は体の一部分にできた小さな炎症が、時間画経つにつれて次々と広がってきてしまいます。早目に受診し、適切な治療を受けましょう。
手足など部分的に現れる皮膚炎
手足口病、接触性皮膚炎、虫刺されなど。
手足に出来る皮膚炎は外部からの刺激によるものが多いことが特徴です。好奇心旺盛な子供は、何でもかんでも手にとって触ってしまうため、かぶれたりすることがあります。
体全体の中でも手足の皮膚は分厚いため、薬が効きにくく強い効果のある成分が処方されることがあります。自宅でケアを行う場合は、他の部位よりもたっぷり目に塗布してあげると効果的です。
子供が皮膚炎になったら小児科を受診してもいいの?
お子さんの皮膚に何からの異常が見られた場合は、できたら皮膚科をおすすめします。
小児科を受診しても診察や治療をしてくれますが、病院によっては皮膚科を受診するように指導されることもありますので、近くに皮膚科がある場合は、そちらを受診すると手間が省けると思います。
皮膚科には意外と赤ちゃんや子供の患者さんも多いので、遠慮なく受診してみてください。中にはちょっと受診しにくい病院もあると思うので、家族やママ友の口コミを参考にするといいお医者さんに出会えることがありますよ。
子供でも使える皮膚炎に効果的な市販薬って?
感染症によって皮膚炎を発症している場合は、市販薬では治りません。
このような皮膚炎に多く使われてるのはステロイドですが、炎症を起こしている場所や症状によって処方される薬が違うため、ドラッグストアなどで安易に購入することはおすすめしません。
炎症が酷い場合は、薬の副作用を感じやすくなり、いつも以上にヒリヒリとした刺激を感じてしまうことがありますので、安易に使用せずにできたら皮膚科を受診しましょう。
また、日ごろから保湿剤で肌の潤い成分を補給してあげると、肌を守るバリア機能が強化され、アレルゲンやウイルスの侵入を防ぐため、皮膚炎に強い肌を育ててあげることができます。
どんなメーカーの保湿剤でも構わないので、「塗ってみても皮膚に刺激感がない」「塗ったあとでしっとりする」など、このように感じられる保湿剤を使っていると、健康的な肌に育ててあげることができますので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
- 皮膚炎が起こったら、すぐに受診すると安心
- 小児科だけでなく遠慮なく皮膚科も受診してみよう
- バリア機能を高めてあげると皮膚炎に強い肌をつくることができる
お子さんの皮膚炎に気がついたら、まずは皮膚科か小児科を受診することをおすすめします。
症状が改善したあとは、患部をしっかりと洗ったり保湿剤でスキンケアを心がけると、皮膚炎の再発を防ぐことができますので、できたらホームケアは続けていってあげてください。
また、症状が軽いうちは多くの場合ホームケアで軽快することが多いので、自宅に1本は保湿剤を常備してあげると安心ですよ。
子供の発疹ケア商品の選び方

子供が皮膚炎にかかってしまったときは、肌を清潔にすることが大切です。そこで、肌に炎症を起こしているお子さんにおすすめのケア商品の選び方を紹介しています。

子供の頭皮は紫外線やエアコンの影響でカサつき、思った以上に荒れています。フケやかさぶたが気になってきたら、保湿成分入りのソープを使い始めるサインです。

紫外線が強くなってくる時期には、乾燥やあせもの症状が出やすくなります。
今からバリア機能を強化すると、冬のトラブルを軽減させることができるため、お風呂あがりには潤い成分を肌に与えましょう。

夏にお悩みのあせもやかぶれには、肌をサッパリさせる入浴剤がおすすめです。
あせもや虫刺されで弱っている肌を、1日の終わりにしっかり保湿してあげると、サラサラ肌を保てますよ。