

虫刺されは5月から多くなり、外遊びをする子供は虫に悩まされることになります。虫刺されは冷やしたあと、ステロイド軟膏を塗るのが基本のケアです。しかし、蜂のような針がある虫に刺された場合は受診が必要になります。そこで今回は、子供が虫に刺されて腫れてしまったときの症状とホームケアについて紹介します。
子供の虫刺されで腫れが酷くなってきたら、迷わず受診を
体温が高く汗を掻きやすい子供は、虫が寄ってきやすいものです。もし「虫に刺されたな」と思ったら、基本受診をした方が無難と覚えておきましょう。
しかし、虫が多くなる夏は、子供と一緒に遠出する機会も増えますよね。そこで、外出先や夜間など急な虫刺されで受診できないときの症状とケア方法について紹介していきたいと思います。
まずは虫に刺されて腫れたときの症状をチェック
子供の肌はとってもデリケートなため、虫に刺されると大人以上に腫れあがってしまいます。
「たかが虫に刺されたくらいで」と思っていると、皮膚の中にしこりが残ったり黒ずんでしまったり、最悪な場合とびひになってしまう恐れもありますので、ちゃんとケアしてあげることが大切です。
また、「虫に刺されてしまった」と言っても、虫によってケア方法が違ってきますし、だからと言って子供がどんな虫を触ってきたのか正直わかりませんよね。そこで、子供が虫に刺されてしまった場合、適切にケアをするために症状からどんな虫に刺されたかを確認してみましょう。
虫名 | 時期と症状 |
---|---|
蜂 | 初めは一時的な赤みや痛み。繰り返し刺されると危険。 |
蚊 | 赤く腫れ触ると固く熱を持つ。強いかゆみが出る。 |
ブユ(ブヨ) | 小さな出血点があり1~2日遅れて強い痒みが出る。 |
毛虫 | 強い痒みと湿疹が出る。皮膚に毒のある虫毛が残る。 |
ダニ | 激しい痒みがあり、水疱を持つ湿疹など症状は様々。 |
何となく「この虫じゃないのかな?」と思ったら、次に具体的なケア方法を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
蜂に刺されると、少し出血したあと腫れあがる
多い時期 5~8月
虫の中でも蜂に刺されると大変危険です。蜂の毒と、蜂の毒に対抗するためのアレルギー反応により、呼吸困難や全身にけいれんが起こったりする恐れもあります。最悪の場合、命に関わるので適切に処置することが大切です。
蚊に刺されると皮膚が赤くなって痒みがでてくる
注意時期 4~11月
虫刺されの中でも最もポピュラーなのが蚊ですよね。蚊の活動時期は冬が始まる前まで続き、体温が高い子供はよく刺されることになります。蚊に刺された場所を放置しておくと、膿が出てくることもありますので、早目にケアしてあげましょう。
ブヨに刺されると、痒みが強く皮膚がかたくなる
注意時期 3~9月
蚊によく似ている症状が出るブヨ(ブユ)ですが、蚊よりも治りが遅いうえ、痛みに似た痒みが発症します。痒みがとても強いので、子供が掻き毟ったりイライラしたりする恐れもあります。
毛虫に刺されると、皮膚に虫毛が残り赤い湿疹と痒みがでる
注意時期 4~5月,8~9月
毛虫の発生時期は、梅雨を除いた春~秋にかけて注意が必要です。刺されると、湿疹と痒みが発症するうえ、皮膚に毛虫の毛が残っている間は炎症が続いてしまいます。独針毛を速やかに除去する方法を紹介します。
ダニに刺されると、皮膚に虫がくっつきながら吸血していることも
注意時期 6~8月
家の中にも大量に生息しているダニですが、山の中や草むらにも潜んでいます。ダニは体液を吸う虫なので、外で刺された場合、皮膚にダニが付着しながら吸血していることも。無理にダニを剥がすと、悪化しますので注意しましょう。
虫刺されの基本ケアは、傷口を洗い冷やしてから薬を塗る
虫に刺されたときのホームケア
- 毒が皮膚に残っている場合もあるので、石鹸で患部をやさしく洗う(虫針が残っている場合は、セロテープやピンセットで取り除く)
- 体温が高いと痒みが増すので、患部を冷やして痒みを和らげる
- 虫刺されの薬があるなら塗ってあげる。炎症が酷くなってきたら迷わず受診する
虫に刺されたときは、傷口に虫の毒が付着していることがありますので、まずが石鹸で洗い流してあげましょう。その後、患部を冷やしてあげると痒みが治まります。冷やすときは、流水やタオルで巻いた保冷材、冷えピタがおすすめです。
また、かゆみ止めがある場合は、塗布してあげた方がいいのですが、アトピー性皮膚炎など敏感肌の子は、かえって炎症を悪化させてしまうこともありますので、市販品を使用するなら低刺激のかゆみ止めを使いましょう。
自宅にステロイドがあるなら塗って様子をみよう
虫刺されには、ステロイドが効果的です。
痒みや痛みを鎮めてくれる効果がありますので、自宅にステロイド外用薬が余っていた場合は酷くなる前に塗布してみましょう。
ただし、ステロイド外用薬の中には顔に塗れないものもありますので、顔が腫れてしまったなど、判断に困ってしまった場合は、皮膚科などで相談することをおすすめします。
まとめ
- 蜂に刺された場合、出血と皮膚の腫れ
- 蚊に刺された場合、皮膚が赤くなり痒みがでる
- ブユに刺された場合、強い痒みと皮膚がパンパンに
- 毛虫に刺された場合、赤い湿疹と痒み
- 外でダニに刺された場合、皮膚に虫がくっつき吸血される
虫に刺されたときは、炎症が悪化する前に受診した方が無難ですが、受診できないときは「洗う」「冷やす」「かゆみどめ」の3ステップを試してみてください。
虫刺されは思った以上にトラブルが長引くうえ、あっという間に悪化してしまうため、外出する際は「虫よけスプレー」でのビフォアケアが大切です。
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子供の頭皮は紫外線やエアコンの影響でカサつき、思った以上に荒れています。
フケやかさぶたが気になってきたら、保湿成分入りのソープを使い始めるサインです。

紫外線が強くなってくる時期には、乾燥やあせもの症状が出やすくなります。
今からバリア機能を強化すると、冬のトラブルを軽減させることができるため、お風呂あがりには潤い成分を肌に与えましょう。

夏にお悩みのあせもやかぶれには、肌をサッパリさせる入浴剤がおすすめです。
あせもや虫刺されで弱っている肌を、1日の終わりにしっかり保湿してあげると、サラサラ肌を保てますよ。