
生後1ヶ月頃になると、白くザラザラとした出来物や赤いポツポツとした湿疹が出てくる赤ちゃんも。
とくに顔や腕、膝裏など皮膚がたるんでしまう部分に皮膚の変化がみられるのではないでしょうか。
そこで今回は、生後1ヶ月の赤ちゃんに起こりやすい湿疹の症状と原因について紹介します。
生後1ヶ月の赤ちゃんに起こりやすい湿疹とは
生後1ヶ月になると<>皮膚に変化が起こりやすい時期になります。早い子では、生後2週間頃から乳児湿疹やあせもが発症してくるようになります。
生後まもない赤ちゃんの皮膚は未熟で、汗の出口に炎症を起こしやすくなります。またホルモンバランスが大きく変化するため皮脂の分泌が多いためジュクジュクした湿疹が出やすくなるのです。
少しカサカサしている程度であればホームケアで改善しますが、ジュクジュクや赤い湿疹が広がっていくようであれば、検診のときに相談してみましょう。
あせもにならないように肌を清潔に
汗っかきな赤ちゃんは夏場だけでなく、冬も着せすぎにより汗疹を発症することがあります。
かゆみのある赤い小さな湿疹が出て来たら、汗疹の可能性がありますので、通気性の良い衣類を着せ、厚着させないようにしましょう。皮膚にブツブツが出き不快感が残ると、夜泣きの原因にもなります。
入浴時は石けんで皮膚を洗い、お風呂あがりにはしっかりと水分を拭き取ってあげることも大切です。
生後1ヶ月ではアトピーかどうかわからない
湿疹ができてしまうと、子供がアトピーにならないのかと不安になってしまうママもいると思います。
アトピーと診断されるにはある程度時間が必要で、この頃の皮膚の炎症はアトピーだと断言することができません。アトピーは、湿疹を何度も繰り返していたり、痒みが強くなったりするなどの症状が診断の基準になります。
大切なのは、アトピーかどうか不安になる前に、アトピーのような発疹症状を起こさないために保湿などのホームケアをしっかりと行ってあげることです。
生後1ヶ月の赤ちゃんは毎日戦っている
この頃になると、今まで全くわからなかった授乳や寝かしつけ、オムツ交換など育児のペースを掴み、少しずつ慣れてきている頃ではないでしょうか。
しかし、慣れない生活のため溜息をついてしまうこともまだまだ多い時期だとは思います。今までの生活とは一変して慣れない育児を行っているのですから、ママも疲れ切っていることでしょう。
さて、環境が変わり大変なのは赤ちゃんも同じです。今まで何の心配もすることなく、居心地のよいママの胎内から外に出され、外気に接し、ミルクや母乳で栄養を取らなければらなず、入ったことのないお風呂にも入らなくてはなりません。
一見、寝てばかりいるように見えますが、赤ちゃんはママと一緒に生活ができるようになるため、環境に慣れるよう必死に戦っています。
まとめ
- 生後1ヶ月の赤ちゃんはあせもに要注意
- 産まれたばかりではアトピーかどうかは診断できない
- 環境の変化により皮脂のバランスが崩れやすい状態に
大人と同じような生活に適応できる体になるように、赤ちゃんは毎日毎日とっても頑張っています。しかし、気温や室温の変化、皮膚に付着したものなど、ちょっとしたことで皮膚が炎症を起こしてしまうこともあります。
このようなときは、ママが赤ちゃんの皮膚が正常に働けるようにし少し手助けしてあげてください。
お風呂あがりには水分をよく拭き取り、汗をかいたら着替えや室温をコントロールし、少し肌のザラつきが感じられたら保湿剤を塗るなどしてあげると効果的です。
また、ちょうど1ヶ月検診を迎える時期ですので、検診時に保健師さんに相談してみましょう。もうすでに1ヶ月検診を終えてしまっていたら、皮膚科を受診してもいいですし、もう少し待てるようであれば2ヶ月検診のときに相談してくださいね。
生後1ヶ月の赤ちゃんにおすすめのスキンケア方法
赤ちゃんのかゆみ解消方法
湿疹により痒みが出てくると、赤ちゃんの夜泣きや不機嫌の原因になります。痒みが出やすいお風呂あがりはしっかりと保湿してあげることが大切です。