
新生児の首周りはとくにあせもができやすい場所なので、汗をかいているなと思ったらすぐに対処してあげると、酷くならずにすみます。
新生児の首にできるあせもの症状や原因について知っておきましょう。
そこで今回は、新生児の首のあせもの原因と対策について紹介します。
新生児の首のあせもの原因
赤ちゃんは大人に比べて新陳代謝が活発で、汗腺が密接しているので、とても汗をかきやすいですよね。
そして、赤ちゃんの汗腺はまだとても未熟で、分泌された汗が汗腺の出口に滞りやすくなっているので、あせもができやすい状況になっているのです。
新生児の一回の沐浴の目安は2~3分なので、38℃前後にしたお湯に足からそっとつけてガーゼで体中をそっと拭いてきれいにしてあげましょう。
お湯だけの沐浴なら、あせもができている時は一日数回にしてみるのもいい方法です。
毎日の生活環境を、夏場の室温は25℃~28℃くらいに、湿度を40~60%に保つようにエアコンを使って、快適な状態にしてあげることもとても大切なことです。
新生児の首にできやすいせも対策2つ
新生児の首にあせもができてしまったら、ひどくなってしまう前に対処してあげたいですよね。
1.ガーゼの使い方
新生児のお肌はとてもデリケートなので、汗をかいた時の拭き取り方にも注意が必要です。乾いたタオルなどを使ってごしごし拭き取ってしまうと、肌を傷つけてしまう原因になるので、濡らしたガーゼをポンポンと軽く押し当てて拭き取るようにします。
また、首から背中にかけて清潔なガーゼを、汗取り用に常につけておけば、汗をかいたときにそれを取り除くだけできれいにできます。
眠る時間の長い新生児の睡眠を邪魔しないためにはとても便利な方法ですね。
2.昔ながらの馬油
馬油にはかゆみを抑えるための効果と、殺菌効果があるといわれているので、あせもができてしまったお肌に塗るのはとても効果的です。
しっかり保湿した後に、馬油を薄く伸ばして塗ってあげると肌の内部にもしっかり浸透してケアしてくれますよ。
なにより、自然由来のものなので、安心してつかうことができますよね。
病院での治療方法
自宅であせものケアを続けていても、症状がなかなか改善されない場合は、かかりつけの小児科や皮膚科できちんと診察してもらうことをおすすめします。
病院に行くとかゆみ止めの飲み薬を処方してくれるので、赤ちゃんをかゆみの苦痛から解放してあげることができます。また弱いステロイドの軟膏などを処方してもらうことができるので、あせもの湿疹もすぐにおさまってきます。
一度酷くなってしまったあせもでも、適切に薬を使うことで1週間程度で症状が改善されていくので、あまりひどくなりすぎてしまう前にお医者さんに診てもらうと安心です。
まとめ
眠っている時間が長い新生児はとくに、汗をかいたからすぐに着替えさせるということも難しい状況にもなるので、背中に清潔なガーゼを一枚汗取りのために挟んでおくようにすると、寝ている赤ちゃんを起こすことなくすっきりさせてあげることができます。
お湯だけの沐浴なら回数を増やして清潔にしたり、天然由来の保湿剤をしっかりつけてあげるなど、ホームケアをすることで、できてしまったあせもを、早く改善してあげることができますよ。
赤ちゃんのあせもにおすすめのケア商品の選び方

赤ちゃんのあせもは、酷くなる前にホームケアで治してあげましょう。
意外にも、あせも肌の原因は乾燥によるものなので、保湿ケアをしてあげれば、あせもに強い肌を育ててあげることができます。

新生児の顔やかかと、ひじなどに白いガサガサがが気になることはありませんか?
無理に皮を剥ぐと、出血してしまいますので、赤ちゃん用の保湿剤で、傷付きやすい皮膚を保湿し乾燥から守ってあげましょう。

アトピーの赤ちゃんは潤い成分が不足しがちです。そこで、足りない潤い成分を補うために、赤ちゃんでも使用できる低刺激のスキンケア商品を紹介します。

赤ちゃんの乾燥肌を改善させることで、乾燥肌によって発症しているかゆみを緩和させることができます。乾燥しやすい季節だけでなく、気付いたときに保湿してあげる習慣をつけることが重要です。