
赤ちゃんのほっぺがかさかさしてくると、見ていて可哀想になりますよね。「すぐに良くなる」「誰でもこうなる」と言われても、ママにとって大切な赤ちゃんに何かケアをしてあげたくなる気持ちよくわかります。
そこで今回は赤ちゃんのほっぺがかさかさしてきたときの対策について紹介します。
赤ちゃんのほっぺの症状と対策
生後まもない赤ちゃんは、ほっぺなど顔を中心とした部分にかさかさや湿疹、赤みなどが発症しやすくなります。
これはホルモンバランスの影響によるもので、多くの赤ちゃんが経験するので、安心してください。多くの場合、保湿で水分を補うことや入浴で皮脂を洗い流すなどのスキンケアで軽快しますが、数日様子を見ても症状に変化がなければ受診が必要です。
赤ちゃんのほっぺの症状別に対策と受診のタイミングを詳しくみていきましょう。
頬が乾燥してきたら保湿クリームを塗ってあげよう
ほっぺのかさかさが気になったら、保湿クリームを塗って肌に油膜を作ってあげましょう。
生後4か月を過ぎると、ママからもらったホルモンが少なくなり皮膚がかさかさと乾燥してきます。いつもは脂性の赤ちゃんのほっぺが乾燥してきたら、ホルモンバランスに変化があるサインです。皮膚に潤いを与え、水分が蒸発しないようにケアしてあげましょう。
また冬場になると湿度が低下していきますので、加湿器を活用し部屋の湿度を上げても効果的です。
頬が赤くなってきたら摩擦が原因かも
赤ちゃんの肌は刺激により赤くなることがあります。
赤ちゃんの頬は皮膚が薄いため、バリア機能が弱く、摩擦や刺激によって頬が赤くなりやすいので服や毛布は綿製品を使いましょう。また入浴の際に、ガーゼで皮膚をゴシゴシこするとダメージを受け、赤くなることも。
頬が赤くなる皮膚病としてウイルス感染が原因の「りんご病」という皮膚疾患がありますが、2才前の赤ちゃんが感染することは非常にまれなケースです。
頬に湿疹が出て来たら皮膚科を受診しよう
赤ちゃんのほっぺに赤いプツプツや膿を持った湿疹が出て来たら、乳児湿疹の可能性があるので、小児科か皮膚科を受診すると安心です。
放置すると体全体に広がったり、搔き毟ることで深刻な肌トラブルへと発展していくこともありますので、早目に受診しておきましょう。自宅でのケアは、石鹸で顔を優しく洗ってあげたり、保湿クリームや軟膏を塗ってあげると効果的です。
湿疹が酷いときは医薬品、普段は保湿剤を使うなど上手に併用してあげると、肌トラブルに強い皮膚を育てることができます。
夏にほっぺがかさかさしてきたらUVケアを
紫外線や日焼けによって赤ちゃんのほっぺがかさかさ乾燥します。
生後間もない赤ちゃんの頃は、紫外線が多い時期や炎天下の時期の外出を控えましょう。どうしても急な用事で外出が必要なときは、日焼け止めなどのUVケア用品を活用すると夏場の乾燥ケアになります。
かさかさした部分が熱を持って来たら、水で濡らしたコットンを当てるなど、ほっぺを冷やしてあげましょう。
赤ちゃんのほっぺのかさかさにおすすめな対策は
- 病院でも処方されるワセリンは使いやすい
赤ちゃんの乾燥というと必ずと言っていいほど処方される白色ワセリン。
ワセリンは副作用がないため、赤ちゃんのほっぺにも使いやすい保湿軟膏剤です。ワセリンの類似品としてより不純物が少ないプロペトもあり、使用効果はほぼ同じです。
ワセリンは市販でも購入できますが、小児科や皮膚科で処方してもらうこともできます。このワセリンは冬の乾燥が酷い時期に使用するようにし、夏はローションのような水との相性が良い保湿剤を使うと高い効果を発揮します。
- 湿疹が酷い場合に処方されるステロイド
赤ちゃんの湿疹が自宅のスキンケアで改善しないときは、病院からステロイドを処方されることがあります。
ステロイドは症状を一刻も早く抑えるための医薬品で、赤ちゃんの湿疹の状態や発症部位によって処方される強さが違ってきます。
強い効果に不安を感じるママもいますが、症状を放置すると深刻な状態になってしまうことも。赤ちゃんも痒みや傷みに耐えているのです。早目に炎症を抑えて、しっかりと改善させてあげましょう。
まとめ
- 赤ちゃんのほっぺはかさかさしやすいもの
- ほっぺがかさかさしてきたら保湿クリームでスキンケアを
- 湿疹が出て来たら小児科か皮膚科を受診すると安心
赤ちゃんのほっぺの皮膚は、体の中でも薄く傷付きやすい部分です。
ちょっとも摩擦や刺激で、すぐに荒れてしまうこともありますので、「何だかかさかさしてきたな」と思ったら保湿剤でほっぺを優しくケアしてあげましょう。また、よだれやホコリはほっぺの荒れの原因になるので、1日1回は石鹸で皮膚の汚れを優しく洗い流してあげると良くなりますよ。