

赤ちゃんの顔にカサカサとした湿疹や赤みが出てくると、とても心配になりますよね。
一般的に、赤ちゃんのアトピーは顔から全身へと発症しやすいと言われており、風邪や環境の変化などで再発しやすくもなります。
そこで今回は、赤ちゃんの顔のアトピー症状と原因について紹介します。
赤ちゃんの顔にできるアトピーの症状
赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は、生後1ヶ月以降からジュクジュクやカサカサとした湿疹が、顔から発症していくのが特徴です。
また、湿疹は顔だけに留まらず、体のどこかにも発症します。
この湿疹はかゆみがあり、無意識のうちに掻きこわし膿や出血することもあるため、早目に皮膚科を受診しましょう。
顔だけに湿疹が出る軽度アトピーもある
軽度のアトピーの症状のひとつに、顔だけにポツンと発疹していることがあります。また、乳児湿疹がそのまま顔だけに残されたかのように、いつまでも発疹し続けているかのように見えることも。
経験上、この顔だけの湿疹を残しておくと、やがてかゆみを持つことで掻きこわすようになりすぐに悪化していきます。
湿疹の数が少ないからと言って、「治った!」と思わずに治療とケアを続けていきましょう。
顔はきれいなのにアトピーと診断されることも
あまり顔に湿疹が出ないのにも関わらず、アトピーと診断されることもあります。
アトピー性皮膚炎は顔を中心に発疹することがほとんどですが、身内にアトピー性皮膚炎の患者がいて、さらにお腹や首回りにかゆみのある湿疹が出ていると、皮膚科でアトピーと宣告されることも。
我が家の下の子は、はじめ顔に湿疹は出来ていませんでしたが、お腹や首回りに赤くかゆみのある湿疹ができ、アトピー性皮膚炎と診断されました。
しかし、やがて風邪など体調を崩したときに顔中に湿疹ができることもあります。
どこに湿疹が出来たかを考えるよりも、どこにでも湿疹ができてしまう可能性を考え、対応していくことが望ましいでしょう。
赤ちゃんの顔を上手にケアする方法
ここからは、アトピーの赤ちゃんの顔のケア方法について紹介します。
顔は汚れが溜まりやすい部位のため、しっかりと汚れを洗い、お薬は薄く塗るのがポイントです。
正しいホームケアを行えば、治りも早くなりますので、参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんの顔へ上手なステロイドの上手な塗り方
赤ちゃんのアトピーに処方されるステロイドの中には、顔に塗っても大丈夫なランクのお薬があります。
しかし、顔の皮膚が薄いことやステロイドの作用の強さから顔に塗っても大丈夫なのかと不安になってしまいますよね。
赤ちゃんの顔にステロイドを塗るときは「目の周り以外に」「薄~く」「塗り終わったら患部を掻かないようにミトンつける」ことを心がけると安心です。
ステロイドは薄く塗っても効果が発揮されるので、擦りこまずにササッと塗り終えましょう。
顔の湿疹は石鹸でキレイに洗い流そう
赤ちゃんの顔を洗う時、石鹸の泡が目に入らないようについ頬だけで済ませてしまうことがあります。
皮膚を清潔に保つことで、肌のバリア機能をたかめることができますので、怖がらずに顔全体を洗ってあげましょう。
海綿体などのスポンジで洗うのが怖い時は、指先を使ってのの字を描くようにクルクルと顔を洗います。多少目に水がかかっても大丈夫です。
1日に1回は必ず石鹸で皮脂や汚れを落としてあげてくださいね。
赤ちゃんの顔の保湿方法
赤ちゃんの顔に保湿剤を塗るときは、チョンチョンと顔の数か所に保湿剤を置いてからクルクルと顔全体に塗るようにしましょう。
保湿するタイミングは、お風呂あがりや顔を拭いたあとなど、肌を清潔にした後がおすすめです。
耳や顎にも湿疹ができやすいため、頬や額だけでなく顔全体に保湿剤を塗ってあげましょう。また唇にも薄く保湿剤を塗ってあげると、プルプルしたお口になります。
まとめ
- 赤ちゃんのアトピーは顔を中心に発疹する
- 顔だけの軽度アトピーもあれば、顔には出ないアトピーもある
- 怖がらずに赤ちゃんの顔も清潔にし、隅々まで保湿してあげよう
顔の皮膚は薄く、外気やホコリなどの影響を受けやすいため、中々治りにくい部分です。
また、人の目にもつきやすいため周囲から過剰に心配されたり、治療をしているのかと不安がられたりもしますが、あまり気にせずにケアを続けていきましょう。
アトピーは繰り返しやすい湿疹なので、改善後に少しでもカサカサしてきたなと思ったら、すぐに保湿してあげると再発予防になるので、試してみてくださいね。
赤ちゃんのアトピーをケアするための保湿剤の選び方

赤ちゃんの頃から乾燥がちな肌に潤い成分を与えるスキンケアを続けることで、アトピーの発症の予防にもつながります。赤ちゃんの柔らかい肌におすすめのケア商品の選び方を紹介しています。

新生児の顔やかかと、ひじなどに白いガサガサがが気になることはありませんか?
無理に皮を剥ぐと、出血してしまいますので、赤ちゃん用の保湿剤で、傷付きやすい皮膚を保湿し乾燥から守ってあげましょう。

赤ちゃんのあせもは、酷くなる前にホームケアで治してあげましょう。
意外にも、あせも肌の原因は乾燥によるものなので、保湿ケアをしてあげれば、あせもに強い肌を育ててあげることができます。

赤ちゃんの乾燥肌を改善させることで、乾燥肌によって発症しているかゆみを緩和させることができます。乾燥しやすい季節だけでなく、気付いたときに保湿してあげる習慣をつけることが重要です。