
産まれて間もない赤ちゃんが、アトピーになってしまわないかどうか心配になることはありませんか。
赤ちゃんのアトピー予防のために、事前に症状を知っておくのはとても大切なことです。
そこで今回は、1歳の赤ちゃんのアトピー症状と気をつけるべきことについて紹介します。
1歳のアトピー症状と原因について
アトピーと診断されるには、赤ちゃんがある程度大きくならないと正確なことはわからない場合があります。
しかし、アトピーのような症状を事前に知っておくと、前もってケアすることができるため、結果としてアトピーの予防につながります。
そこで、月齢ごとにアトピーの症状を調べてみましたので、参考にしてみてくださいね。
新生児期のアトピー症状
生まれたばかりの赤ちゃんの顔や頭には、ブツブツとした赤い湿疹ができてしまうことがあります。
この頃にできる湿疹は、乳児湿疹や脂漏性湿疹、接触性湿疹(かぶれ)と診断されることが多く、アトピーの湿疹の症状かどうかを見分けることは難しい状態です。
お医者さんに診てもらっても、はっきりとした診断がつかない時期でもありますから、アトピーかどうか心配になってしまうママは多いですよね。
・新生児~3ヶ月の頃
生まれてすぐにできた湿疹は、新生児~3か月のころに頭や顔、耳、などに下がりながら広がりはじめます。
赤くブツブツとした湿疹は、痒みを伴うので、赤ちゃんがママに顔や頭を擦りつけたりして刺激を与えることによって、ジュクジュクしてしまいます。
この頃の湿疹はまだ、お医者さんによってアトピーと診断するお医者さんと、乳児湿疹と診断するお医者さんにわかれます。
・4ヶ月~6ヶ月
お医者さんでアトピーと診断されるのが、だいたい4ヶ月頃でジュクジュクとした赤い湿疹が頭からはじまり、首、体、手足と下がりながら体中に広がっていきます。
湿疹はおよそ2ヶ月ほど続き、その後落ち着いたり再び発疹ができたりをくりかえすようになります。
この頃の赤ちゃんは、よだれの量がどんどん増えてくるので、よだれによる刺激で顔などの湿疹がが悪化してしまうこともあります。
よだれかぶれなどを起こさないように気を付けてあげましょう。
離乳食期のアトピーの症状
離乳食をはじめる時期になると、赤ちゃんのうんちに変化があらわれます。
それまではミルクや母乳だけだったので、スムーズにうんちが出ていた赤ちゃんでも便秘がちになる赤ちゃんが増えてきます。
アトピーの原因のひとつには、腸内環境の悪さもあげられているので、アトピーの赤ちゃんは、便秘も起こりやすく、心配になるママも多いです。
・7ヶ月~9ヶ月
7ヶ月~9ヶ月の赤ちゃんの赤ちゃんは、離乳食でさまざまな食物を口にするようになります。
アレルギーだからとアレルゲンをなるべく除去して食べさせたいと思うママも多いですが、あまり神経質にならないようにしましょう。
いろいろな物を少量ずつ試して食べられるものを増やしてあげることが、赤ちゃんの正常な発育には大切なことなので、除去してしまうのではなくほんの少しずつゆっくり試していってあげましょう。
食物アレルギーを抑えるためにも毎日続ける適切なスキンケアを続けてあげることです。
・10ヶ月~1歳
10ヶ月から1歳になると、赤ちゃんのお肌は皮膚表面のバリア機能がだんだん強くなってきて、湿疹が治まってくる子が多くなります。
症状が治まってきたからといっても、毎日の十分な保湿ケアや、アレルゲン対策などを続けてあげることが大切になります。
赤ちゃんたちの活動量が増えてくる頃なので、汗による皮膚刺激に注意してあげることが大切になる時期でもあります。
赤ちゃんのアトピーの保湿剤の選び方
デリケートなお肌の赤ちゃんのための保湿剤選びは、どれがいいのかとても迷いますよね。
顔や手にもしっかり塗るものなので、口に入ってもいいものを選んであげること、無添加などのやさしいものを使うことが大切です。
保湿剤を何度か試して肌に合うものを探してあげてください。お肌をケアするために塗った保湿剤で湿疹がひどくなってはかわいそうなので、新しい保湿剤を試す時には、必ずバッチテストをしてから塗ってあげるようにしましょう。
バッチテストは、お風呂上り赤ちゃんの清潔な肌に綿棒で少量の保湿剤を付けてガーゼを貼って24時間様子をみることで合うか合わないかを判断することができます。
さらに、ママが使いやすいものを選ぶことも大切です。毎日使うものだから、値段も使いやすいものにしておきましょう。
赤ちゃんのアトピーをケアするための保湿剤の選び方

赤ちゃんの頃から乾燥がちな肌に潤い成分を与えるスキンケアを続けることで、アトピーの発症の予防にもつながります。赤ちゃんの柔らかい肌におすすめのケア商品の選び方を紹介しています。

新生児の顔やかかと、ひじなどに白いガサガサがが気になることはありませんか?
無理に皮を剥ぐと、出血してしまいますので、赤ちゃん用の保湿剤で、傷付きやすい皮膚を保湿し乾燥から守ってあげましょう。

赤ちゃんのあせもは、酷くなる前にホームケアで治してあげましょう。
意外にも、あせも肌の原因は乾燥によるものなので、保湿ケアをしてあげれば、あせもに強い肌を育ててあげることができます。

赤ちゃんの乾燥肌を改善させることで、乾燥肌によって発症しているかゆみを緩和させることができます。乾燥しやすい季節だけでなく、気付いたときに保湿してあげる習慣をつけることが重要です。