しかし、ある日突然お子さんが肌トラブルが発症してしまうと、どうしていいかわからなくなりますよね。
このページでは、乳幼児の肌トラブルの症状と原因についてそれぞれ紹介していきます。
乳幼児の肌トラブルの症状と原因
肌を守るべきバリア機能が未発達な子どもは、生まれてから肌が落ち着く思春期あたりまで、色々な肌トラブルに悩まされることになります。
その理由は、皮脂の分泌量と代謝の高さにあります。皮脂量が一定ではないうえに、代謝が高く汗を掻きやすいため、大人に比べてとても肌が荒れやすくなっているのです。
汗を掻きやすい子供は、どちらかというと「ベタベタ」「ねっちょり」など脂っぽいのイメージがありますが、実は非常に乾燥しています。
肌が乾燥してしまうと、皮膚の防御機能の働きが鈍くなり、外部からアレルゲンやウイルスが侵入しやすくなります。また、皮脂が詰まることで、本来であれば肌を守るはずの皮膚の常在菌が悪さを始めてしまうキッカケになってしまうのです。
肌トラブルは年齢によって症状も対処方法がそれぞれ異なります。まずは、お子さんの年齢別に肌トラブルの症状をみていきましょう。
赤ちゃんの肌トラブル症状(新生児~1歳)
生まれたての肌というと「プルツヤ肌」「一番肌がきれいな時」とイメージする人も多いのではないでしょうか。
実は生まれたての赤ちゃんの肌は、トラブルまみれ。
生後0~4か月は母体のホルモンの影響により、皮脂の分泌量が多く、どちらかと言えばベタベタな肌。さらに、生後5か月以降はホルモンの影響が少なくなり、カサカサの乾燥肌へと変化してしまう短期間で非常に変化の多い時期。肌質が大きく変わるため、トラブルも起こりやすいのです。
しかし、問題は肌質の変化だけではありません。離乳食が始まる時期になると、唾液の量が多くなることでよだれかぶれや食べこぼしなどの肌トラブルの心配も出てきます。
このように1歳までの赤ちゃんの肌の変化は著しく、またささいな刺激に敏感になっている、こまった時期。そこで、赤ちゃんが起こしやすい肌トラブルの原因と症状、またワクチン接種などについてまとめてみましたので参考にしてください。
赤ちゃんの湿疹と皮膚病の症状一覧
子供の肌トラブル症状(1歳以降)
幼稚園や学校で集団生活をするようになる頃には、様々な感染症を発症する機会が多くなります。
体力がついてくることにより、行動範囲も広がっていく子供は、元気よく外出して色んな病気をもらって帰ってくる…なんてことは、よくある悩みではないでしょうか。
以前にかかった皮膚病をまた繰り返し発症しているお子さんは、肌のバリア機能が強化されていないため同じ皮膚病を繰り返すことがよくあります。
そこで、子供が起こしやすい肌トラブルの原因と症状、そして症状があるときに登園や登校させてもいいのか、についてまとめてみました。
子供の湿疹と皮膚病の症状一覧
乳幼児の肌トラブルの症状と原因まとめ
生まれたての赤ちゃんは、生後半年ころになると肌質が正反対に変わってしまうため、肌トラブルを起こしやすくなります。
さらに、幼稚園や小学校など集団生活を過ごせるようになる時期になっても、肌のバリア機能が整っていないと、同じような肌トラブルを繰り返し起こしやすい傾向です。
肌質が目まぐるしく変化する時期は、その時期の肌質に合ったスキンケアが重要です。まずは、お子さんの肌の状態を注意深く観察し、どんな症状が出ているのかチェックしていきましょう。