

ヴァセリンは世界的にも非常に有名な市販品であり、ママなら誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ヴァセリンは手に取るとモッチリとした感触が特徴の軟膏で、寒い時期の保湿や乾燥が酷い皮膚のケアに使用されています。
そこで今回は、ヴァセリンの効果の秘密とママが気になる成分について紹介します。
ヴァセリンの効果と秘密ってなあに?
ヴァセリンはユニリーバ社から1870年に販売され、2005年には全世界で39秒に1個のペースで売れるほど、広く愛用されています。
防腐剤無添加、無着色、無香料のヴァセリンは、ワセリンを基材としており、ボディからリップまで幅広く活用でき、優しい成分のため、赤ちゃんや敏感肌の人から人気を集めています。
ヴァセリンの効果に秘密はあるの?
天然成分を使用
ヴァセリンは天然素材を利用しており、熱い夏でも溶けず、真冬の猛吹雪の中でも凍らないという粘度を保つことができます。
また、ヴァセリンに含まれるピュアスキンジェリーは肌の表面に蓋をして、潤いを閉じ込める働きがあります。
140年の歴史
ヴァセリン140年以上保湿オイルとして親しまれており、ママなら誰でも一度は、子供の保湿剤として処方された経験があるという程、ポピュラーな保湿剤です。
ヴァセリンに含まれているワセリンは、皮膚の保護剤や他の薬剤と混ぜて使われることがあります。
ヴァセリンの便利な使い方
リップケア
子供は、食べこぼしで口回りがすぐ荒れ、また授乳のなごりで唇を吸う癖が中々取れずに、荒れやすいことも。
そんな荒れた唇や、花粉症でよくかむ鼻回りの荒れ対策に。
ネイルケア
子供は、指しゃぶりや爪を噛む癖が中々抜けないうえ、色んなものを掴むのですぐに手がふやけ荒れちゃいます。
そんな噛んで痛みがちな爪や、よく荒れてしまう指先のケアに。
ダメージケア
子供は、汗っかきでよく動くので、すぐにあせもができるし、靴下を嫌がるので靴擦れがしょっちゅう起きちゃいます。
衣類が当たる柔らか皮膚の部分や、靴ズレ対策に。
ヴァセリンに含まれている成分を簡単に教えて!
ワセリン | 軟膏基材 |
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酢酸トコフェロール | 栄養強化剤 |
BHT | 抗酸化剤 |
ヴァセリンには、ワセリン、酢酸トコフェロール、BHTが配合されています。
酢酸トコフェロールとは、栄養強化剤でビタミン類やミネラル類などが含まれており、血行を良くする作用があり、主に医薬品や化粧品などに配合されています。
いわゆる添加物になりますが、体内に吸収されても尿として排出され、大量に摂取しなければ体に害を及ぼすことはありません。
ママ的にちょっと不安な成分
次に、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)とは、抗酸化剤として使用されており、アメリカでは乳幼児の食品として、摂取が禁止されているそうです。
抗酸化剤は、製品が酸化(腐食)しないために取り入れられている芳香族化合物になります。