

「乾燥肌なのか、アレルギーなのかわからないけど、体が痒い」「乾燥肌が酷くなってきたけど、アレルギーかもしれない…」
肌が乾燥した状態が続くと、乾燥肌体質なのかアレルギーのせいなのか、不安になってしまいますよね。
実は、乾燥肌とアレルギーの関係性は深く、早目のケアを心がけないと悪化してしまう可能性があります。
そこで今回は、アレルギーと湿疹や肌が乾燥の関係性について紹介します。
アレルギーで湿疹や肌が乾燥するのか
肌のバリア機能が低下していると、肌が荒れやすく、アレルゲンが体内に侵入しやすくなる結果、皮膚に炎症を起こし、湿疹や乾燥などの症状を引き起こします。
また、アレルギーを持っている子供は、肌の状態が悪化したまま放置しておくと、アレルギーが治りにくくなることも考えられるでしょう。
これを経皮感作と言い、予防する有効な手段は、肌のバリア機能を強化するためのスキンケアです。
荒れやすい肌は、事前にしっかりとしたスキンケアを行うことで、炎症を軽くすることができます。
では、アレルギー症状にはどんなものがあるのでしょうか。
アレルギー症状について
実は、アレルギーがなぜ起こるのか詳しい原因はまだ解明されていません。しかしアレルギーを引き起こしていると考えられる原因のひとつに、生活環境のほか、抗原に対する過剰な曝露、遺伝が関係していると言われています。
乳幼児が発症しやすいアレルゲン例
症状 | アレルゲン名 |
---|---|
嘔吐 | 牛乳 |
アトピー性皮膚炎 | 鶏卵・牛乳・小麦・大豆など |
じんましん・アナフィラキシーなど | 鶏卵・牛乳・小麦・大豆・そば・魚類・ピーナッツ |
日本アレルギー学会によると、スキンケアや投薬によりアトピーなどの肌トラブルが改善しない場合は、食物アレルギーの可能性が高いとされています。
また、アレルギー症状は80~90%の確率で、就学時期には緩和し耐性がつくでしょう。
しかし、気になる症状が現れたら、病院で血液検査を受けることにより、アレルゲンを特定することもできます。
ところで、このアレルギーはどうして起こるのでしょうか。
アレルギーは遺伝で起こるの?
残念ながらアレルギー体質というものは、強い遺伝傾向があります。
片方の親が何らかのアレルギーを持っている場合、子供にもアレルギーが遺伝することがあります。
一般的に第一子は、胎内環境によりアレルギー体質を受け継ぎやすいと言われているようです。
母親が体内にため込んだアレルギーの原因となるものが、胎児に影響が出やすいと考えられているようです。
しかしながら、アレルギーは誰にでも起こりうることで、子供のころは何でもなかったのに、大人になってから急に症状が出るということも考えられます。
その原因は確定していませんが、便利になった現代では、食品を腐らせないための様々な添加物や香料などが蓄積され、その原因になっていったのではないか?と説える医師もいるようです。
アレルギー反応は、体が異物を感じ、体内からその異物を除去しようとする反応です。
何らかのアレルギー反応が出た時は、原因を特定し、速やかにその異物を除去する必要があります。
アレルギーで湿疹や肌が乾燥するのかまとめ

バリア機能を強化すればアレルゲンの侵入を防ぐことができるのね!
今回は、アレルギーと湿疹や肌が乾燥の関係性について紹介しました。
アレルギーの心配があるお子さんは、しっかりとスキンケアを行い、肌のバリア機能を強化することでアレルギー症状を緩和することも可能です。
特に、両親のどちらかが何らかのアレルギーを持っている場合は、遺伝の可能性も考えられますので、予防策としてスキンケアを行いましょう。
こんな症状にお悩みではありませんか?
子供の皮膚がブツブツしてきた
子供の柔らかい肌に、細かいブツブツとした色のない鮫肌のような湿疹が出てくることはありませんか?痒みを発生させないためには、普段から皮膚を乾燥させないように心がけましょう。
子供の膝裏が赤くなっている
子供の膝裏が赤くなっていると、アトピーや何かの感染症ではないのかと不安になってしまいますよね。子供の膝裏は皮膚が柔らかく、また擦れやすい部分でもあるので、炎症を起こしやすくなります。
こどもの手荒れがひどい
寒くなってくると、お子さんの手がガサガサしたり、あかぎれたりすることはありませんか?皮膚を守っている皮脂という油膜が剥がれてしまい、刺激を受けやすくなっている状態です。
皮膚が赤くかぶれてくる
汗やホコリ、衣類など、ある特定の物に触れることで湿疹や腫れを起こすこともあります。接触性皮膚炎は、アレルギータイプのものと非アレルギータイプとに分類されます。