

へちま水は様々なメーカーから化粧品として製造販売されており、へちま水はへちまから抽出した液体で、化粧水だけでなく飲料水としても摂取することができます。
昔からへちま水は化粧水として利用されているほど効果が期待されていましたが、へちまの成分はアトピーの子供にも期待できるのでしょうか。
そこで今回は、へちま水がアトピーの子に与える効果について紹介します。
へちま水の効果と成分とは
小学生の観察などでへちまを育てたことが懐かしく思い出されますが、このへちまは栄養が豊富で、正岡子規の句にも「痰一斗糸瓜の水も間に合わず」とあるように、古くから咳止めとしても利用されています。
また、このへちま水は肌に栄養を与えるだけではく、肌をなめらかにするとして化粧品として江戸時代から親しまれてきました。
そんなへちまに含有されている成分は以下の通りです。
成分 | |
---|---|
ヘチマサポニン | 抗炎症作用 |
ペクチン | 整腸作用 |
タンパク質 | 免疫強化 |
へちま水はアトピーの子に効果があるのか
へちま水には美肌効果や抗炎症作用があることから、敏感肌の保湿化粧水として使用されています。
化粧水や保湿ローションは、水との相性がバツグンのため、夏のスキンケアとしては有効的ですが、深いひび割れなどの皮膚の保護剤としては不向きです。
そのため、アトピー性皮膚炎の酷い炎症には使用せずに、入浴後の全身保湿剤として塗布し、炎症やひび割れには軟膏などを使用しましょう。
へちま化粧水の作り方と気になる効果
へちま水は自家栽培で育てたへちまから簡単に抽出することができますが、へちま水を効率的に抽出するには、適切な時期と時間帯があります。
へちま水採取時期
- 時期 秋9~10月頃
- 時間 夜
- 道具 ペットボトル、ハサミ、ビニール袋
この時期は実が成熟しており、根から栄養を吸い上げる力が強いため、良質なへちま水を採取することができます。
また雨の多い年には一升瓶から溢れるほどのへちま水を採取することができます。
へちま水の原液を採取する方法手順
- へちまの実を取らずに、地上から30cm上付近の茎を切る
- 1の茎をペットボトルの入り口に差し込み、固定する
- ゴミが入らないようにビニール袋で覆う
採取したへちま水は早目に、冷蔵庫で保管しましょう。
へちま化粧水のろ過方法手順
用意するもの へちま水(2ℓ)、コーヒーフィルター、鍋、大きめのボール、ホウ酸5g*、水溶性グリセリン100cc*、消毒用エタノール150cc*
- へちま水の原液を鍋に入れ、沸騰させる
- 1をコーヒーフィルターでろ過する
- (*)がついている材料とろ過したへちま水をボールに入れ、よくかき混ぜる
防腐剤も含まれているへちま化粧水に明確な消費期限はありませんが、できれば1週間程度で使い切り、また肌にヒリヒリとした刺激を感じるときは、使用を中止しましょう。
まとめ
昔からへちま水は美肌効果が期待され、皮膚炎の民間治療にも使用されてきました。
またへちま水は簡単に精製することができ、一般家庭で手作りの化粧水を作ることもできます。
しかし、へちま水のような保湿化粧水は深刻な皮膚炎の保護には向かないため、夏場や入浴後のスキンケアとして利用することをおすすめします。
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