
グリセリンは、ドラッグストアでも購入できる一般的な保湿成分です。
ところでこのグリセリンは、保湿剤や化粧品などでどのような効果を発揮するのでしょうか。また、アトピー体質の赤ちゃんに使用できる成分なのでしょうか。
そこで今回は、赤ちゃんの乾燥しがちなアトピー肌をグリセリンの保湿作用でケアする方法について紹介します。
あまり知られていないグリセリンの2つの成分
グリセリンとは本来人間の体に蓄えられている成分なのですが、乾燥しがちなお肌の場合にはこのグリセリンが不足していることがほとんどです。
このグリセリンは、2種類の成分が存在します。
1つは、ヤシの実や海藻から抽出される天然由来のもの、もうひとつは石油から合成されて作られる石油由来のものです。
この2つのうち、赤ちゃんのお肌に良いのは、やはりナチュラルな天然由来のグリセリンでしょう。
ところで、ナチュラルなグリセリンとはどんな液体のことを指すのでしょうか。
グリセリンは無色のアルコール
天然のグリセリンは、臭いも色もないアルコール成分で、ヤシ油や海藻などに含まれています。
保湿剤や化粧品だけでなく、目薬や浣腸薬などの医薬品にも使用されており、私たちの生活になくてはならない成分として活躍しているのです。
グリセリンの働きは、水分を外部から取り込み角質を潤わせること、ゴワついた肌を柔らかくし肌の保湿効果を高めてくれます。
ドラッグストアで買えるグリセリンの使い方
グリセリンは口にしても安全な成分なので赤ちゃんのお肌に使っても安心感が違います。
グリセリンは、薬局などで手軽に入手でき、大抵ボトルに液体状で販売されています。
赤ちゃんのお肌の保湿に使用する際には、そのままグリセリンを塗るのではなく精製水と混ぜ合わせて自家製のグリセリンローションを作ると良いでしょう。
化粧水用の携帯スプレー容器に1~2週間で使い切り量の50ml程度のグリセリンローションを作りましょう。防腐剤を使用しないので鮮度が良い10日前後が使い切りが安心です。これをお風呂上がりなどの赤ちゃんのたっぷり潤いを含んだ状態のお肌にサッとスプレーしてあとは手のひらで優しく皮膚をマッサージするようにグリセリンローションを体全体に伸ばしてあげましょう。
超敏感肌のアトピー体質の赤ちゃんにもグリセリンは使える?
アトピー体質の赤ちゃんはとても敏感です。
どんなに無添加の優しい成分のローションや保湿剤などを使っていてもかえって悪化させてしまったり、保湿効果がなかったりします。
ですがグリセリンを使った手作りローションは、超敏感肌の赤ちゃんでも安心して使用でき、お肌に優しく作用しながらしっかりとアトピーの症状で乾燥しがちな肌を優しくしっとりと潤わせてくれます。
敏感肌の赤ちゃんだからこそ、グリセリンのような天然成分を主原料としたスキンケアで毎日のお手入れをしたいものですね。
まとめ
- グリセリンは元々体にある保湿成分
- 口にしても安全なので赤ちゃんにも安心
- 手作りローションは10日前後で使いきること
グリセリンの吸湿効果は、多くの保湿剤に利用されています。
人間の体に元々備わっており、また植物や海藻から抽出できる成分なので、安心して赤ちゃんにも使用することができますね。
ドラッグストアでグリセリンローションを手作りすることも可能ですが、消費期限が短いため、作成した日にちをボトルにメモするなど、使いきる工夫をしてみましょう。
また、グリセリン以外にも天然成分を使用した肌に優しい保湿剤もありますので、参考になれば嬉しいです。
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