

防腐剤である「パラベン」はパラオキシ安息香酸エステルといい、アレルギーの誘発や発がん性などの危険性が問われてきました。そのため、最近ではパラベンを使用しない「パラベンフリー」の化粧品が目立つようになっています。そこで今回は、赤ちゃんにはパラベンフリーの製品を使うべきかについてみていきましょう。
赤ちゃんにはパラベンフリーの製品を使うべきなのか
昔からパラベンは「防腐剤」として多くの保湿剤などの化粧品に使われてきました。
ベビー用品であれば、おしり拭きにもパラベンは配合されています。通常、食品と同じように化粧品にも消費期限があり、時間の経過とともに、中の液体が腐っていきます。しかし、パラベンを使うことで、カビや雑菌の繁殖を防ぐことができます。
パラベンは全体量の1%未満(100gに対して1g未満)であれば、使用しても問題はないとされています。また、パラベンは食品にも含まれており、全く摂取しない!ということはかなり難しいでしょう。
パラベンはアレルギーを引き起こす可能性があるって本当?
パラベンは、アレルギーなどを引き起こす恐れのある物質です。それ以外にも、アレルギーの心配が予測される成分は、化粧品の成分にちゃんと記載するように義務付けられています。このような物質を『表示指定成分』と言います。
そのため、現在ではパラベンを使用しない「パラベンフリー」の製品が目立つようになりました。
赤ちゃんのおしりふきでパラベンフリーのものはある?
おしり拭きで赤ちゃんの肌に刺激を与えたくないのであれば、ぬるま湯で洗い流すのが一番です。
おしり拭きで心配なのは、パラベン以外にもアルコール成分があり、乾燥肌やアトピーの子には刺激が強すぎます。しかし、外出時のオムツ交換や食べこぼしがあった場合、おしり拭きはとても重宝しますよね。
アカチャン本舗などで販売されているオレンジのパッケージの「水99%Super」やムーニーの「ムーニーおしりふき」は、パラベンが使用されていません。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
柔らかい赤ちゃんの肌には、出来るだけ危険な成分を使いたくありませんよね。
口から入った毒素は、私たちの体内にある優秀な解毒機関である「肝臓」が毒素を排出してくれますが、皮膚から入った毒素は、排出までに長い時間がかかります。そのため、積極的に肌に悪いと言われているものを「使いたい!」という気持には中々なりませんよね…。
そこで、敏感な赤ちゃんの肌に優しい成分の保湿剤を紹介していますので、参考になれば嬉しいです。
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