

ベビーオイルの原料にもなっている「ミネラルオイル」。鉱物油とも言い、石油が原料となっています。しかし、「石油を肌に塗るの?」と聞くと何だか肌に悪い成分のようで不安になってしまいますよね。そこで今回は、ミネラルオイルは赤ちゃんに危険な成分かどうかについて紹介します!
ミネラルオイルは肌に悪い成分なの?
ミネラルオイルは化粧品でよく使用されている油で、医薬品の皮膚保護剤である「ワセリン」も石油からできています。ワセリンには副作用はほぼありません。ミネラルオイルは安価で酸化しにくく、皮膚を長時間保護してくれる役割があります。しかし、油分が少々強すぎるため、敏感肌やアレルギーの人など、「肌に合わない!」と訴える人もいます。
では、「油分が強い」とは、具体的にどういう症状を引き起こすのは見ていきましょう。
油分が強いということは、肌に長時間残りやすいということになります。つまり、石油から作られているオイルは皮膚に留まり続け、その効果を発揮し続ける成分になります。
強い油分で保湿し続けると、肌はどのように変化を起こすのか
油は3種類しかなく、強さを比べると以下の通りになります。
私たちの皮膚の油、つまり「皮脂」は動物性の油になり、石油に比べると酸化しやすい油分になります。酸化と聞くと、「腐る」「錆びる」というイメージがありますが、皮膚にとっては酸化しやすい油が「正常」の状態です。そう聞くと、一概に「酸化しない油=いいもの」とは思えなくなってきますよね。
肌が弱い子はミネラルオイルフリーのベビーオイルを
ミネラルオイルを使用していない「ミネラルオイルフリー」の商品が目立つようになりました。「鉱物油不使用」という保湿剤が増えてきましたよね。
最近では、酸化しにくい油であるミネラルオイルの使用に不安を訴える人が多くなってきました。皮脂に酸化しにくい油を塗布し続けることで、皮膚が「もう皮脂を出さなくてもいいんだな」と誤認し、皮脂腺が徐々に機能しなくなっていく恐れがあるからです。皮脂線が機能しないことで、乾燥肌になりやすく、入浴後に肌がつっぱたり、皮膚が傷つきやすくなります。
まとめ
ミネラルオイルの成分が肌にすぐに影響を及ぼすというわけではありません。
医薬品のワセリンも石油成分から作られています。しかし、ミネラルオイルに頼りすぎることで、皮膚本来の機能を奪い、逆に乾燥してしまう恐れはあります。長期間使い続けたい場合は、ミネラルオイフフリーの商品を検討してみてはいかがでしょうか。
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