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赤ちゃんの肌に危険な添加物とは?経皮毒と経皮感作について

アトピーやアレルギーの子供を持つママは、日常生活に強い不安を感じていると思います。なるべくなら、アレルゲンを排除した生活を送り、体に何も起きない状態を保ってあげたいですよね。
そこで今回はアトピーやアレルギーを考えるため、経皮感作について紹介します。
赤ちゃんの肌に危険な添加物とは?
生まれたばかかりの赤ちゃんは、肌のバリア機能が弱いため、化学物質や添加物との接触に気を使ってあげなくてはなりません。特に、肌に直接触れる保湿剤や洗剤などには、アレルギーの発症が疑われるものや発がん物質があります。
赤ちゃんに適さない物質や、特に気をつけたい成分についてまとめてみました。
保湿剤や化粧品の怖い成分
- ミネラルオイル
- 石油から出来た化粧成分「ミネラルオイル」。最近では、ミネラルオイルの危険性を訴える人が多くなってきています。そこで、ミネラルオイルの成分について調べました。
- 水道水の塩素
- 日本の水道水は安全と聞きますが、場所によっては水道水を美味しくない!と感じることもあります。そんな水道水を赤ちゃんに与えて大丈夫なのかと不安になってしまうことはありませんか?そこで、赤ちゃんに水道水を与えてもいいのかについて紹介しています。
- パラベン
- 防腐剤であるパラベンは、赤ちゃんや敏感肌の子共には刺激のある成分として心配されています。パラベンは保湿剤だけでなく、おしり拭きやよだれ拭きシートにも配合されている成分です。
- 界面活性剤
- 界面活性剤は多くの石けんや保湿剤などに使用されている反面、多くの子育て中のママたちに赤ちゃんの肌荒れや発がん性などが懸念されている成分です。
- 蛍光増白剤
- 蛍光増白剤は、衣類を白くみせるための成分で、一般的な洗剤に配合されていますが、発がん性などの恐れがあると懸念されている成分です。
- ディート
- ディートは虫除け剤に使われる一般的な成分で、蚊やダニを寄せ付けない効果があります。しかし、このディート成分は生後6か月未満の赤ちゃんへの使用が制限されている成分でもあります。
アレルギー成分を摂取すると経皮感作が起きてしまう
アレルギーを持っている子供が、アレルゲンに触れるとかぶれたり、湿疹が起きたりしますよね。これはある特定のアレルゲンと接触したときに、体の免疫機能が働きいつでも反応を起こす準備が体の中で出来上がってしまうのです。
体がいつでもアレルギーを起こせる状態にまで整ってしまうことを「感作」と言います。
この感作には、経口感作、経気道感作、経腸管感作、経皮感作などがあり、それぞれ発症条件が異なります。
発症条件 | |
---|---|
経口感作 | 口から摂取し取り込まれる |
経気道感作 | 鼻などの粘膜から取り込まれる |
経腸管感作 | 腸の粘膜に取り込まれる |
経皮感作 | 皮膚からアレルゲンが取り込まれる |
アレルギー反応が起きてしまうのは皮膚だけはありません。鼻や腸などから発症する恐れも考えられます。
母乳を飲ませるとでアレルギーが発生するのは本当?ウソ?
アレルギーを持っている母親の母乳が、子供を必ずしもアレルギーにさせるという訳ではありません。また、今のところ、母乳を通じてアトピーが感染するという明確な根拠もありません。
母乳育児をしていた場合、アレルギーに気がついた時点で食事制限しても、それまでに母乳を通して蓄積されたアレルゲンが、ある日を境に発症することも考えられます。しかし、逆に母乳育児はアレルギーの発症を抑えると言う説もあります。これはどういうことでしょうか。
母乳とアレルギーの因果関係を完全に証明することができないどころか、アレルギーを発症する子供が増えてきている原因のひとつに、ママの社会復帰による離乳も含まれているほどです。
経皮感作と経皮毒が子供にどんな影響を与えるの?
「アレルギーは壺から溢れた水の様」という話を聞いたことはありませんか?これは、アレルゲンは体内に蓄積され、一気にあふれ出すという意味で、その様が壺に溜まっていく水のようだと言う比喩になります。
さらに、この壺から水を掻きだす方法はなく、水が溢れないようにするには、水を溜めないようにするしかないという話です。
このように、皮膚から吸収されるアレルゲンや、洗剤などに含まれる人口添加物は皮膚から侵入し、長い時間を経てわずかずつ体内に蓄積されていきます。近年、大人になってからアレルギーやアトピーを発症しやすい人が多くなっているのは、この経皮感作と経皮毒の影響ではないかと言われているのです。
皮膚から入った毒はどんどん体内に蓄積
口から摂取した毒は、肝臓で解毒され無害化しますが、皮膚から入った毒は体内に蓄積し排泄までに時間がかかります。アレルゲンを口から摂取して起こる経口感作よりも、皮膚から侵入したアレルゲンによって起こる経皮感作の方が、より症状が重く出るのではないか、という考えになります。
例えば、ピーナッツアレルギーを起こす子供がいたとします。ピーナッツをよく食べる家のハウスダストにはピーナッツ抗原も含まれており、そのハウスダストが皮膚から侵入することで、アレルギーを起こしてしまうということです。
赤ちゃんの肌に危険な添加物についてまとめ
口から摂取した毒は、肝臓で解毒され無害化しますが、皮膚から入った毒は体内に蓄積してしまいます。つまり、アレルゲンを口から摂取して起こる経口感作よりも、皮膚から侵入したアレルゲンによって起こる経皮感作の方が、より症状が重く出るのではないか、という考えになります。
この経皮感作を起こさないようにするには、アレルゲンを除去するか、皮膚からのアレルゲンの侵入を防ぐほかありません。
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