
乳児湿疹になると、病院では様々なお薬を処方されます。
それでも肌トラブルのお薬の使用は、副作用を過剰に心配してためらってしまうママも多いですよね。
そんなときは、病院でお薬を処方された時に、正しい使い方や処方した理由、使うときの不安などをお医者さんにきちんと話してママが納得してきちんと使うことで早く治してあげることができます。
そこで今回は、乳児湿疹に処方されるお薬の効果と使い方について紹介します。
乳児湿疹に薬での治療は必要なのか
乳児湿疹は赤ちゃんのほとんどが経験する皮膚トラブルなので、自然治癒を望むママは多いと思います。
症状が軽い場合は、お肌を正しく洗って清潔にして、じゅうぶんな保湿ケアをすることで改善することもあります。
乳児湿疹に処方される薬の効果
かゆみがあったり、湿疹が酷くなったりするとお薬を使って治療した方が早く治ることも多いので、赤ちゃんのためにも病院で診察を受けて、お薬を使った治療をすることも大切です。
いつの間にか発疹してしまう乳児湿疹を早く治してあげるために、医薬品の種類やその効果について私が調べたことを紹介します。
ステロイド
「ステロイド」は即効性に優れたお薬です。乳児湿疹の症状が強く出ている場合やアトピー性皮膚炎と診断された場合に処方されますが、軽度の乳児湿疹には使われることがありません。
このステロイドはその強さによって5段階にわけられ、乳児湿疹に処方されるのは、中程度の強さである3段階目の「リンデロン」や4段階目の「ロコイド」などです。
「ステロイドの副作用が心配…」というママはとても多いと思いますが、お医者さんの指示通りに使用すれば安全に使うことができますので、怖がらずに使用しても大丈夫ですよ。
非ステロイド系抗炎症剤
「非ステロイド系抗炎症剤」は、簡単に言うとステロイドではない抗炎症薬の総称ことです。
ステロイドではないけれどステロイドのように皮膚の赤みやかゆみなどの炎症を抑える効果があります。
ステロイド剤より効果が穏やかで、副作用も少なく、ステロイド剤を使いにくい部分(顔など)に使用することが多いお薬です。
この非ステロイド系抗炎症剤には、「スタデルム軟膏」「アズノール軟膏」「ハイデルマートクリーム」などがあります。
薬を塗っても乳児湿疹が治らないと感じたら
ところで、病院で処方された薬を患部に塗っていても効果が感じられないと思った時に、薬を塗り始めてどれくらいの期間が経過したかを調べてみましょう。
ステロイドのように即効性の強いお薬は2~3日から1週間で効果が出てきますが、非ステロイド薬の場合はそこまでの即効性は期待できません。
1か月程度は様子をみて、あまり心配になるようなら再受診することも検討してみましょう。
赤ちゃんの寝具はいつも清潔にしたり、お肌も清潔にしたり、保湿ケアをすることを気に掛けながら、焦らずに経過を見ていくことはとても大切なことです。
不安なことを次回受診した時にきちんとお医者さんに聞くように、事前にメモしておくと思い出したときに見れてとても便利ですよ。
まとめ
赤ちゃんにお薬を使うことはなるべく避けて通りたいところではありますが、早く治してあげることもとても大切なことです。
ホームケアをしっかりしてあげているのに、なかなか改善されないときは、ママも大変ですが赤ちゃんも大変ですので、病院で処方されたお薬は処方通りにきちんと使うようにしましょう。
処方されたお薬を安心して使うためには、ママがしっかり納得して使うことがとても重要になります。
「できれば使いたくないけど…」と思わずに、お医者さんにそのお薬のことをじゅうぶんに説明してもらってきちんと納得してから使うようにしましょう。
そして効果を感じることができなかった時には、再受診して湿疹の経過を見てもらいながらきちんと話してくるようにしましょうね。