

赤ちゃんの肌は、汗や垢で汚れたり乾燥することでバリア機能が低下してしまいます。赤ちゃんの肌のバリア機能を高めるために保湿剤を塗ってあげましょう。
そこで今回は、赤ちゃんにしてあげたい!保湿剤の効果を高める塗り方を紹介します。
赤ちゃんに効果的な保湿剤の塗り方
赤ちゃんに保湿剤を塗るときは、手早くムラなく塗ってあげることがポイントです。
皮膚のたるみやくびれが多い赤ちゃんは、塗り残しが出来てしまわないように隅々までしっかりと塗ってあげましょう。
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1.ママの手を清潔にしましょう
まずはママの手の汚れを綺麗に洗い流しましょう。できれば入浴後など赤ちゃんの肌も清潔な状態がベストです。皮膚に付着した汚れやアレルゲンなどの刺激物を水と石けんで洗い流しておくことが大切です。
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2.保湿剤をちょんちょんと皮膚に乗せましょう
保湿剤をママの手に取ったら、ムラなく塗ってあげるために、保湿剤を皮膚にちょんちょんと等間隔に置いていきます。体など広範囲に塗りたい場合は、左右対称に保湿剤を点在させましょう。
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3.手のひらでマッサージするように保湿剤を伸ばしましょう
手のひらで保湿剤を広がるように塗りましょう。「少し多いかな?」と感じる量がベストです。強く擦りこまずにシワの方向に延ばしてあげると上手に塗ることができます。
赤ちゃんの体で塗り残しが多い場所は、耳の裏・手足の指先・関節部分・ワキです。ママの指先をつかって丁寧に塗りましょう。
季節によって保湿剤を使い分けると効果的です。乾燥しやすい時期はクリームや軟膏、夏や体全体に塗りたいときは、ローションを活用しましょう。
水分がタップリな入浴後に塗るのがベスト
保湿剤は水分が失わ肌が乾燥するのを防ぐために使います。そのため、肌に水分が多い入浴後に塗ると効果的です。
入浴後は5分もすると皮膚の水分が蒸発し始め、30分も経つと乾燥してしまいます。そのため入浴後すぐに保湿剤を塗ることをおすすめします。クリームや軟膏は早目に塗り水分蒸発を防いだ方が効果的ですが、ローションはすぐに塗らなくても肌に浸透していくので急がなくても効果があります。
万が一塗り忘れた場合でも、気がついたときに塗ってあげても効果がありますので、安心して塗ってあげましょう。
オムツ交換時の塗り方
おしりかぶれがあるときは保湿剤で肌をケアしてあげると安心です。
赤ちゃんのウンチやオシッコの汚れを拭き取ってから保湿剤を塗ってあげましょう。
おしり拭きで汚れを拭き取ってあげるよりも、ぬるま湯でおしりを洗い流してあげると汚れをスッキリ落とすことができます。水分をよく拭き取ってから保湿剤を塗ってあげましょう。
こんなときどうしたら?保湿剤のギモン
保湿剤は赤ちゃんの肌トラブル予防に効果的ですが、ただ保湿剤の回数を多く塗ればいいというものではありません。間違った塗り方は、保湿剤の効果を高めるどころか、皮膚に負担をかけてしまいます。
赤ちゃんに保湿剤を塗るときの「あれ?こんなときどうしたらいいの?」という疑問を解消していきましょう。
保湿剤は1日2回塗ると効果的
保湿剤を塗る回数は1日に2回がおすすめです。
東京逓信病院の保湿剤の使い方によると「1日1回の塗布では、1回の塗布量が多くても保湿効果に差は認められませんでした。」と記載されています。肌のバリア機能を高めるためには、1日2回、朝と晩に塗ってあげてください。
赤ちゃんに保湿剤が合わないと感じたら?
保湿剤を使い続けて「赤ちゃんの肌に赤みができた」「かゆみがあるようだ」と感じたら、使用を中止しましょう。合わない保湿剤を使い続けると、効果を感じないどころか肌トラブルを発症してしまいます。
赤みや痒みに加えて湿疹が発症したり、皮膚の状態がどんどん酷くなっていくようであれば、皮膚科を受診すると安心です。
まとめ
- 赤ちゃんの体やママの手の汚れを洗い流してから保湿剤を塗りましょう
- 保湿剤は1日2回塗るとバリア機能を高めることができます
- 塗り残しのないようにしっかりと塗りましょう
赤ちゃんに保湿剤を塗ることで、水分蒸発を防ぎ、石鹸で流れ落ちてしまった皮脂膜の代わりとなることで、肌のバリア機能を高めてあげることができます。
また、赤ちゃんを目を合わせながらやさしく保湿剤を塗ることで、赤ちゃんとママの心をつなぐベビーマッサージ効果も期待できますよ。保湿剤を塗る時間をゆっくり楽しんでみませんか?
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