

赤ちゃんの肌に湿疹ができた場合、薬を使わずに自然に治るのを待つのか、それともすぐに皮膚科を受診した方がよいのか悩んでしまいますよね。
赤ちゃんの湿疹の自然療法ケアには、どうやらメリットとデメリットがあり、必ずしも「これが正しい!」と言えない場合があります。
そこで、赤ちゃんの湿疹の自然療法ケアについて、実際に育児をしながら調べまとめたことを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんの湿疹の自然療法ケアのメリットとデメリット
赤ちゃんの湿疹の自然療法は、湿疹の症状の程度にもよりますが、あまりひどくなければ自然に治るのを待ってもかまいません。
自然療法のメリットは、薬の副作用や肌への負担を避けられることであり、肌そのものが持つ自然治癒力で直せるなら、これ以上に理想的なことはありませんよね。
ところが、デメリットとしては、自然療法でうまく改善に向かえばよいですが、素人判断では、なかなか治らずかゆみや痛みで、つらい思いをするのは赤ちゃんだということです。
またじゅくじゅくしてしまうなど悪化すると、不衛生になり菌が入ってしまうことも考えられます。
そこで、赤ちゃんの皮膚の状態がさほど酷くないときに、おうちでできるケア方法を紹介していきますので、さっそく見ていきましょう。
赤ちゃんの湿疹にホームケアでできること
赤ちゃんの肌トラブルに気づき、あまりひどくないようならばホームケアで対応することは、悪化の予防にも繋がります。
ところで、赤ちゃんに起こりがちな肌トラブルには、湿疹のほかにもあせもがあり、湿疹とあせもは似ているようでそれぞれケア方法が異なりますので、家庭内の自然療法をご紹介しますね。
湿疹の自然療法4つ
赤ちゃんの肌は未発達なので、清潔と保湿を心がけて優しくケアしてあげることが大切です。赤ちゃんの肌に負担になるものをできる限り取り除くことで、治癒を目指します。
1.お風呂では洗い流すだけ
お風呂では低刺激なベビーソープを使い、しっかり泡立ててくるくると円を描くように手のひらを使って洗ってあげましょう。湿疹がひどい場合にはベビーソープも使わず、ぬるま湯で洗い流すだけにしてあげてください。
2.入浴後は保湿する
湯船にも長くつからせず、上がったら清潔なタオルに水分を吸わせるようにして拭いてあげます。保湿には馬油やワセリンなどを薄く塗ってあげましょう。
3.よだれはふかずに洗い流す
授乳後や離乳食後、よだれが多く出た後などは、ガーゼなどで優しく拭いてあげるとよいですが、ぬるま湯で優しく洗い流してあげると繊細な赤ちゃんの肌にはより負担が少なくなります。
4.肌に触れるものは全て優しい素材を
また肌着はできるだけ肌に負担にならない素材を選んであげることも大切です。洗濯の際には、合成洗剤や柔軟剤を控えて洗濯石けんを使うこともおすすめ。
あせもの自然療法2つ
あせもを自然治癒させる方法も、清潔と保湿を心がけるという点では湿疹の場合と大きくは変わりません。
1.汗ばんできたら体を拭く
汗をかいたらこまめに拭いてあげるようにしましょう。ねんねの赤ちゃんは、首の後ろや背中、お尻などに多く汗をかきやすいものです。頻繁にチェックして着替えをさせたり、沐浴をさせたりするようにしてくださいね。
2.エアコンを活用
適度にエアコンなどを使用して、常に肌の上に汗が乗っている状態にしないことが大切です。
赤ちゃんは体温調節機能が未熟な為、空気調節は体に悪いと思わずに、適度に使用してあげましょう。
自然治癒力を健康的に高める方法
私たちの体にもともと備わっている自然治癒力は、健康的な生活を送ることでさらに高まります。
なので、赤ちゃんにもバランスのよい離乳食や早寝をする癖をつけさせること、晴れた日には公園で散歩したりハイハイなどの運動をさせることなどが自然治癒力を高めるためには欠かせません。
また、パパとママの生活が赤ちゃんには大きく影響します。
育児には「やりたいことが思うようにできない」「家事や仕事が思うように進まない!」など、何かと悩みがつきものですが、赤ちゃん小さいうちは親も休養の時間を思い、一緒にしっかりと休み、食生活を整え、またお休みの日には外で一緒に遊んであげることで、結果として家族全員の自然治癒力もアップすることでしょう。
赤ちゃんの肌にしっかり寄り添いケアしてあげることで、意外と治ることも多いものですよ。
まとめ
赤ちゃんの肌トラブルは、できるだけステロイドなどの薬を使わずに治してあげたいと思うのは、ママの正直な気持ちですよね。
しかし、悪化してしまったり赤ちゃんがひどくかゆがったりするようなら、できる限り皮膚科を受診してください。処方される薬は、正しく使えば問題はないとされています。
また体に備わる自然治癒力を高めるためにも、赤ちゃんと一緒に健康的でストレスのない生活を送りましょうね。
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