

赤ちゃんの肌が粉をふいたように見える現象は、新生児落屑(しんせいじ らくせつ)と言います。基本的に新生児落屑には過剰なケアは必要ありませんが、カサカサしている肌をみていると、どうしても可哀想になりますよね。可愛い赤ちゃんに「何もしなくていい」というのはママにとっては辛いことでもあります。
そこで今回は、赤ちゃんの肌に負担をかけないやさしい新生児落屑のケア商品の選び方について紹介します。
新生児の粉吹きケア商品の選び方とは
今まで羊水に守られていた新生児は、出産と同時に初めて空気に触れ、今まで感じたことのない刺激を感じることになります。
新生児のターンオーバーは大人に比べとても短く、角質層の細胞がすぐに剥がれ落ちてしまうために、皮膚がポロポロと落ちてきてしまうのです。
赤ちゃんの免疫を高めるために入院中に沐浴を行わない病院もありますので、おうちに帰ってきたら沐浴を始めてあげてください。
新生児の粉吹きケア商品の選び方
新生児の粉吹き悩むお子さんの中でも、特に冬生まれの赤ちゃんはポロポロと皮が剥け、乾燥肌になりやすい傾向にあります。
しかし、この時期に保湿ケアを行うことでアトピーなどの肌トラブル予防にも繋がりますよ。
そこで、私が新生児を育てていたときに、助産師さんや保健師さんに聞いたり、雑誌やネットで調べて「これはいいな!」と思ったケア方法を紹介します。
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保湿クリーム
保湿クリームのメリットは、皮膚の保護力が高いため、かゆみがでているような荒れた肌も保護してくれるところです。
汗を掻きやすい肌でも落ちにくいので、お子さんの肌をしっかりと保湿したいときに使ってあげてください。
かゆみや赤みが気になる肌を、保湿してくれるおすすめのクリームをランキングで紹介しています。
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保湿入浴剤
入浴剤のメリットは、汗や体の汚れを湯船でサッパリと流すことができ、全身の隅々にまで潤い成分を届けてくれます。
皮膚のたるみが多い赤ちゃんやクリームの塗布を嫌がるお子さんでも手軽に保湿できます。新生児の沐浴や、全身の保湿を手早く済ませたいときにおすすめです。
赤ちゃんでも入れる低刺激成分でおすすめの入浴剤をランキングで紹介しています。
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保湿ローション
保湿ローションのメリットは、水との相性が良いため、汗を掻いたあとや、お風呂上りでも塗ることができるところです。
ローションは伸びがいいため、体の大部分をくまなく保湿ケアできます。ムレやすいおしりや夏場のケア、入浴後すぐの保湿に使いましょう。
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粉吹きに悩んだママたちの体験談
ここで、赤ちゃんの粉吹きに悩んだママたちの体験談をご紹介します。
皮膚はその子の一生についてまわる問題うちの子は生まれてすぐから乾燥肌でした。白く粉が噴いていて顔の周りは皮膚が少しめくれていました。 少し指で引っ張れば、ぴーっと薄い皮膚が取れてしまうので、「どうしよう!」と最初は焦りました。アトピーや、何らかの皮膚の病気なのではないと心配してしまいました。 治ると言われても、どうしても不安になる 生まれつきの乾燥肌なんてこれから苦労するのではないかなと不安でしたが、「生まれてふやけたままの皮膚がそのまま剥けて乾燥肌になるんじゃないかな。そのうち治ると思うよ」とお医者さんに言われました。 そのうち治ると言われてもやはり早く治してあげたくて、産後の入院グッズの中にいれておいたベビーオイルをこまめに塗るようにしました。マッサージになって子供も気持ちいいのかうっとりした表情を見せてくれるので、毎日何度も塗っていました。 皮膚にオイルを塗りこむようにしていると、ぽろぽろと皮膚が取れてびっくりしました。 ケアし始めてから1週間後にはツルツル肌に 一週間の産後の入院が終わり退院するころには全身にあった乾燥肌がなくなり、綺麗でつるつるした赤ちゃんらしいお肌になりました。季節の変わり目には乾燥肌が出てきますが、それ以外はもう慢性的な乾燥肌になることはありません。 皮膚はその子の一生についてまわる問題ですので、これからもやはりしっかりとケアしてあげたいと思います。 (生後1か月/Rママ) |
お風呂あがりの肌は、砂漠のようにカサカサ赤ちゃんの頃、お風呂あがりの肌は、砂漠のようにカサカサになることが多く、本人もかゆそうでした。 次女をお風呂に入れている夫がスポンジタオルに石鹸をこすりつけてゴシゴシ洗っているのが原因ではないかと思い、やめるように言いました。しかし、その後もカサカサは改善せず、温かいお湯に浸かる時点で、皮脂が奪われていってしまうような感じでした。 小児科で保湿剤を処方されました 小児科を受診し乾燥肌を相談してみると、ヒルドイドを処方され、塗ってみると肌なじみもよくサラッとし、しばらく塗っているうちに、乾燥はかなり改善してきました。最初は毎日塗布してしまいたが、数日に1回ペースの塗布で持ちこたえられるようになりました。 医薬品を頼る前にベビーオイルで事前にケアを 最近では、処方薬で乾燥を防ぐのではなく、ベビーオイルを使って事前にケアをし、肌の潤いを保つようにしています。いまでは、ヒルドイドの出番はすっかりなくなりました。 (1歳8ケ月頃/Zママ) |
まとめ
新生児の皮膚は外部の様々な刺激と戦いながら、成長していくことになります。
そこで、健やかな成長を助けるために、生まれたての肌に負担をかけないようなケアが必要になります。
国立育成医療研究センターの報告によると、新生児に積極的なスキンケアを行うことで、その後の皮膚病の発症が抑えられると言われていますので、無理のない範囲でケアを続けてあげましょう。