

乳児湿疹からアトピーに移行する赤ちゃんもいるので、湿疹を起こしやすい赤ちゃんのスキンケアは非常に重要と言えます。
そこで今回は、赤ちゃんのアトピー保湿ケア商品の選び方を紹介します。
赤ちゃんのアトピーの保湿ケアについて
赤ちゃんのアトピーの保湿は、医薬品と市販品の併用がおすすめです。炎症が悪化している患部には処方された医薬品で炎症を抑え、少しずつ薬を減らし、その後スキンケアだけで肌の状態を良くしていきましょう。
また、季節によって発症しやすいなど、気候や環境の変化に弱いことも特徴のひとつなので、生活環境によって保湿剤を使い分けることも対策のひとつです。
アトピーケア商品の選び方
アトピーに悩むお子さんの中でも、特に冬生まれの赤ちゃんはポロポロと皮が剥け、乾燥肌になりやすい傾向にあります。
しかし、この時期に保湿ケアを行うことでアトピーなどの肌トラブル予防にも繋がりますよ。
そこで、私が新生児を育てていたときに、助産師さんや保健師さんに聞いたり、雑誌やネットで調べて「これはいいな!」と思ったケア方法を紹介します。
-
保湿クリーム
保湿クリームのメリットは、皮膚の保護力が高いため、かゆみがでているような荒れた肌も保護してくれるところです。
汗を掻きやすい肌でも落ちにくいので、お子さんの肌をしっかりと保湿したいときに使ってあげてください。
かゆみや赤みが気になる肌を、保湿してくれるおすすめのクリームをランキングで紹介しています。
-
保湿入浴剤
入浴剤のメリットは、汗や体の汚れを湯船でサッパリと流すことができ、全身の隅々にまで潤い成分を届けてくれます。
皮膚のたるみが多い赤ちゃんやクリームの塗布を嫌がるお子さんでも手軽に保湿できます。新生児の沐浴や、全身の保湿を手早く済ませたいときにおすすめです。
赤ちゃんでも入れる低刺激成分でおすすめの入浴剤をランキングで紹介しています。
-
保湿ローション
保湿ローションのメリットは、水との相性が良いため、汗を掻いたあとや、お風呂上りでも塗ることができるところです。
ローションは伸びがいいため、体の大部分をくまなく保湿ケアできます。ムレやすいおしりや夏場のケア、入浴後すぐの保湿に使いましょう。
子供の肌に潤いを与えてくれるおすすめのベビーローションをランキングで紹介しています。
ママによる赤ちゃんのアトピー対策体験談
アトピーの子供を持つママのスキンケア体験談を紹介します。
乾燥肌はアトピーになるから保湿した方がいいと診断をうけました私には男の子が二人います。上は3歳で、軽度の卵アレルギーを持っていますが、生卵さえ食べなければ、つるんとした綺麗な肌をしています。 下の子は、新生児の頃から乳児湿疹がひどく、肌も少し乾燥しているかな?と気になっていました。 肌の乾燥が悪化しアトピーになっているという診断 産婦人科の先生に相談してみると、「アトピーに発展することもあるから、乾燥が気になるようなら保湿しておいた方がいい。」と診断をうけました。気になっていた乳児湿疹は、生後1ヶ月たった頃にはずいぶんとめだたなくなり、上の子のようなつるんとした肌にはなりませんでしたが、個人差によるものだなとしか思いませんでした。 ところが、下の子が4ヶ月になった頃、肌の乾燥が悪化しアトピーになっているという診断を受けてしまいました。それから対策として、冬は加湿器の水を切らさないようにし、入浴後などはベビーオイルや保湿剤を使い炎症対策をしました。 乾燥する季節は毎年保湿に気をつけるように 季節が春に移り変わり、室内の湿度が安定すると、息子の肌の乾燥も落ち着きました。今はあまり気になる症状はありませんが、肌質が改善したわけではありません。また乾燥の時期になると、乾燥との戦いが始まるんだろうなあとも思います。 しかし、これからも保湿に気をつけ、次の乾燥シーズンも乗り切りたいと思います。 (5か月/Sママ) |
アトピーを発症して改善した今でも保湿剤は使い続けています8月生まれのうちの子が、3ヶ月を過ぎたあたりから、ほっぺたが赤くなり、カサカサになってきました。 季節も秋から冬を迎えるころで、大人でも乾燥が気になり始める季節でした。最初はベビーオイルを薄く塗ったり、赤ちゃんの皮膚を守るという入浴剤を使ったりしていたのですが、一向によくなりません。そのうち、寝ている間にかきむしるようになり、日に日にひどくなっていきました。 ステロイドをやめると炎症が再発 近所の小児科へ連れて行くと、ステロイド入りの軟膏を処方されました。塗るとみるみるうちにきれいになのですが、薬の強さにどんどん不安になりました。ほんとうに赤ちゃんに、しかも頭に近いところに使っていいものかどうか、悩みました。 それでも軟膏を止めると、すぐに、前よりもっとひどくなってしまいます。真っ赤になって、皮膚が剥がれ、血がにじむような出すところも出てきました。 小児科の先生に相談しようにも「治したければ、これをちゃんと塗りなさい」というばかりで、耳を貸してくれようともしません。思いあまって、転院することにし、別の小児科には、週に一度、アレルギー外来の日がありました。 ステロイドとワセリンの併用でリバウンド知らずの肌に すると、耳切れもあることから、アトピーの症状が出ているという診断をうけました。対策はワセリンと、ひどいところにはワセリンを塗った上に、すりこまないように、ごく軽く塗るように、とステロイド軟膏を処方されました。ワセリンが合ったのか、ステロイド軟膏を使うこともだんだん減っていき、止めてもリバウンドするようなこともありませんでした。 それ以来、炎症がおきなくても、小学生になった今でも保湿剤だけは使っています。毎年秋から冬にかけて、皮膚の弱い膝の裏などには重宝しています。 (4か月/Nママ) |
赤ちゃんのアトピーケア商品を選ぶ時の注意点
赤ちゃんがアトピーと診断されてしまうと、親としては非常にショックを受けてしまいますよね。しかし、適切なスキンケアを続ければ、いずれ強い皮膚へと成長してくれます。
今からケアしても全然遅くはないので、アトピーに負けない強い赤ちゃんの肌を育てていきましょう。